「菊池水田ごぼう」「小笹うるい」などGI取得2019年3月20日
農林水産省は3月20日、新たに3品目のGI(地理的表示)登録を発表した。合計で76品目となった。
熊本県のJA菊池は「菊池水田ごぼう」の登録を取得した。
肌が白く曲がりが少なく、柔らかくあくが少ないなどの特徴がある。出荷期間が長く、期間を通して品質、数量とも安定している点が市場から評価されている。
菊池地域には、ごぼうの洗いやあく抜き作業に必要な大量の水を供給する多様な水源があることや、畜産も盛んで有機物を中心とした完熟たい肥をすき込むことで土が団粒化し適度な保水性を確保している。
青森県のブドウの品種、つるたスチューベン日本一推進協議会は「つるたスチューベン」の登録を取得。糖度が18度以上と非常に甘く、房が大きく着粒が多い。地域独自の栽培方法である「津軽式改良仕立法」を確立するとともに、リンゴ栽培で培った経験を活かしたスチューベンの長期貯蔵技術も確立した。
山形県のJAやまがたは「小笹うるい」の登録を取得。うるいは東北地方で古くから山菜として利用され栽培もされてきたが、「小笹うるい」は特有のぬめりが強くシャキシャキとした食感で茎の白い部分が一般的なうるいに比べて2割程度長い。
生産地は蔵王連峰のすそ野の中山間地。うるい栽培に適した水はけがよく、かつ適度に粘土もある土壌で栽培され、苗を地域外には持ち出さないことで農家の意思統一が図られてきたことから、現在もこの地域内のみに栽培が限定されている。
(関連記事)
・「大山ブロッコリー」のGI登録取得 JAとっとり西部(19.01.11)
・「山形セルリー」を地理的表示(GI)登録 JA山形市(18.04.10)
・地理的表示で情報発信サイト(18.04.03)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日 -
米トレサ法で初の勧告措置 「博多天ぷら たかお」が米産地を不適正表示2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日


































