不測の事態に備え対応策強化を!2019年4月3日
食料の安定供給に係るリスク分析・評価の実施状況
平成31年3月29日、農林水産省は「食料の安定供給に係るリスク分析・評価の結果について」を公表した。
農林水産省は、不測の事態に備え、食料の安定的な供給に関するリスクの影響を定期的に分析評価している。30年度は、国内の自然災害により食料の安定供給が停滞するリスクについて中長期的観点から分析・評価し、リスクを回避・低減するための対応策の実施状況を評価した。また、気候変動などについても分析・評価した。
評価結果の概要は次のとおり。
▽重点分析:国内の自然災害により食料供給が停滞するリスクについて、顕在化を防止するための対応策はおおむね実施されている。しかしながら、営農施設の損傷、電気・ガス・水道の停止、家庭備蓄の欠如など、対応策が十分でないと考えられるリスク因子も存在。今後新たな対応策に取り組むなどが必要。
▽総合分析:国内外の様々なリスクについて、発生頻度・影響度等に極端な変化は見られず、各リスクの回避・低減策がおおむね実施されている。しかしながら、将来悪化する可能性が高いリスクや、近年の国際情勢の変化に伴い出現したリスクも存在。これらのリスクに対する重点的な監視と、対応策の定期的な検証の実施が必要。
詳細は?料の安定供給に係るリスク分析・評価(農林水産省)参照。
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