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水稲の縞葉枯病 北海道一部地域で多く 病害虫発生予報 農水省2020年5月14日

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農林水産省は5月13日、令和2年度病害虫発生予報第2号を発表した。

向こう1か月の主要な病害虫の発生予報は、水稲で、縞葉枯病の発生が北海道の一部の地域で多くなると予想。野菜類では、ねぎのアザミウマ類の発生が四国の一部の地域で多くなると予想されている。また、果樹では、もものせん孔細菌病の発生が、南東北、甲信と中国の一部の地域で多くなると予想されている。このほか、かんきつのハダニ類など地域によっては多くなる病害虫があるため注意が必要だ。

 
農作物別の状況は以下の通り。

◎水稲
縞葉枯病の発生が、北海道の一部の地域で多くなると予想。同病は、ヒメトビウンカがウイルスを媒介することにより発病するため、当該虫を対象とした防除を実施することが対策上重要になる。近年、本圃で同病の発生が高まっている地域では、ヒメトビウンカに効果の高い育苗箱施用剤による防除の実施を検討する必要がある。

 
◎麦類
赤かび病の発生が、全国的に平年より早くなると予想。防除は、感染しやすい時期を捉えて行うことが重要で、下記の通り、麦の種類ごとに防除時期が異なる。昨冬から今春にかけて気温の上昇が大きかった地域では、麦の生育が当初の予測よりも早まる。すでに、出穂が早まったほ場もあるため、都道府県の提供する発生予察情報などを参考に、地域ごとの防除適期を確認して的確に防除を実施する。なお、防除適期に降雨が続く場合は、降雨の合間に防除を実施すること。

<最初の防除を行う生育時期>
小麦:開花を始めた時期から開花最盛期まで
二条大麦:穂揃い期の10日後
六条大麦:開花を始めた時期から開花最盛期まで

 
◎野菜・花き
・ねぎ
アザミウマ類の発生が、四国の一部の地域で多くなると予想。同虫は、作物を加害するほか、多くの病原ウイルスを媒介することが知られている。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、ほ場の観察をきめ細かく行うとともに、発生初期に防除を実施する。また、薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報などを参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する必要がある。農薬散布のみならず、天敵による生物的防除などの各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

・施設野菜共通
コナジラミ類の発生が、四国と南九州の一部の地域で多くなると予想されており、宮崎県からは注意報が発表されている。同虫は作物を加害するほか、多くの病原ウイルスを媒介することが知られている。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、ほ場の観察をきめ細かく行うとともに、発生初期に防除を実施すること。
また、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報などを参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討する。

 
◎果樹・茶
・果樹共通
果樹カメムシ類の発生が、四国と九州の一部の地域で多くなると予想。山林等の越冬場所から離脱した成虫が春の気温の上昇とともに餌を求めて移動し、うめ、びわ等を加害する。暖冬傾向の今年は、地域によっては越冬調査における成虫捕獲数が多く、昨年夏以降に本虫の発生が多かった地域では特に注意が必要。
同虫の飛来状況は地域や園地により異なるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考にしつつ、園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施する。

・かんきつ
ハダニ類の発生が、南関東、東海と四国の一部の地域で多くなると予想。園内を注意深く観察し、発生状況に応じて防除を実施する。

・もも
せん孔細菌病の発生が、南東北、甲信と中国の一部の地域で多くなると予想されており、長野県と岡山県からは注意報が発表されている。同病は、春期に枝に形成される春型枝病斑(スプリングキャンカー)が伝染源となり、降雨や風により発生が助長される。前年の発生が多かった地域では、当該病斑が形成されやすい環境となっているため発生が多くなると予想される。園内を注意深く観察し、発病枝が確認されたら確実に除去する。

・なし
黒星病の発生が、北関東と北陸の一部の地域で多くなると予想。昨年の発生量が多かった地域では、伝染源が多くなっていると予想されることから、特に注意が必要だ。対策に当たっては、伝染源となるり病部の除去、薬剤散布等の防除を実施すること。また、一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているため、都道府県から提供される発生予察情報などを参考に効果的な薬剤による防除を実施する。

・りんご
黒星病の発生が、北海道の一部の地域で多くなると予想。昨年の発生量が多かった地域では、伝染源が多くなっていると予想されることから、特に注意が必要だ。対策に当たっては、伝染源となるり病部の除去、薬剤散布等の防除を実施すること。また、一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているため、都道府県から提供される発生予察情報等を参考に効果的な薬剤による防除を実施する。

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