タマネギべと病の一次感染株発生で注意喚起 佐賀県2021年2月8日
佐賀県農業技術防除センターは2月5日、県内のタマネギほ場でべと病の一次感染株(越年罹病株)を確認したことを受け、病害虫対策資料第10号を公表した。2月1日には、長崎県病害虫防除所が県内の早生・中生タマネギで、べと病の一次感染株を確認しており、同県ともほ場の見回りと発病株の抜き取りの徹底を呼びかけている。
マルチ栽培ほ場の一次感染株(2月3日撮影)
同県農業技術防除センターが1月19日と21日に行った定期調査では、一次感染株の発生が確認されなかったが、2月3日の調査で発生を確認した。
マルチ栽培10場での発生ほ場率は30%、平均発病株率は0.045%(前年 0.004%、過去7カ年平均0.055%)だった。なお、露地栽培10ほ場の調査では、発生が認められなかった(平均発病株率:前年0.046%、過去7カ年平均:0.010%)。
1月28日に福岡管区気象台が発表した向こう1カ月の気温は、平年に比べ高いと予測されていることから、同防除所の担当者は「気温の上昇により菌の活動が活発になることが予想され、発生の拡大が懸念される」と話し、注意を呼びかけた。
防除対策では、ほ場の見回りを行い一次感染株を見つけた場合は直ちに抜き取り、抜き取った株はほ場周辺に放置せず、すぐにビニル袋などに入れ、適切に処分する。 また、二次伝染が始まる2月下旬から、薬剤の定期的な予防散布を確実に実施するよう促している。
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