「種子島安納いも」「豊橋なんぶとうがん」がGIを取得 農水省2022年3月3日
農林水産省は3月2日、鹿児島県市の「種子島安納いも」と愛知県の「豊橋なんぶとうがん」が、新たにGI(地理的表示)登録を取得したことを発表。合計で116品目となった。
種子島安納いも
地理的表示(GI)保護制度は、地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している農林水産物・食品の名称を品質の基準とともに国に登録し、知的財産として保護するもの。
今回、GI登録された「種子島安納いも」は、加熱した時のねっとりとした食感と蜜がでるほどの甘さが特徴で、他の一般的な青果用さつまいもと比べ糖度が高く澱粉含有量が低い。ねっとり系焼き芋人気の火付け役として需要が高く、他の一般的な青果用さつまいもと比較して2~5割程度高値で取引されている。種子島は、1698年に当時の日本で最初にさつまいもの栽培が定着した地で、「種子島安納いも」は、昭和22年頃から西之表市安納地区で栽培したのが始まり。ほとんど霜の降りない温暖な気候で、貯蔵時に低温障害が発生しやすいさつまいもの生育や貯蔵に適した自然条件を備えている。
「豊橋なんぶとうがん」は、温暖な気候と豊川用水による豊かな水を活かして栽培されている。生育状況に合わせた目揃会を年数回開き、栽培技術の平準化を図るとともに、厳しい出荷規格を徹底している。収穫後一時保管し、着色ムラが少なく、光沢のある鮮やかな外観を有する冬瓜を長期出荷。全国2位の生産量である愛知県の中で約6割を占め、傷が少なく、カット販売時にロスが少ない点も高く評価され、他産地と比べ1~3割程度高値で取引されている。
豊橋なんぶとうがん
重要な記事
最新の記事
-
渡邊次官は留任 林野庁長官に小坂氏、水産庁長官に藤田氏 農水省2025年6月24日
-
随意契約米 販売店 3万6737店 農水省2025年6月24日
-
日本農業再生機構設置を提言した涌井徹氏【熊野孝文・米マーケット情報】2025年6月24日
-
【Jミルク新執行部発足】需給対応に手腕注目、需要拡大目標設定と全国参加基金2025年6月24日
-
自律飛行型ドローンを活用した事業検討で基本合意 運航に必要なサービスを一体的に提供へ JA全農とKDDI2025年6月24日
-
夏の贅沢「丹波篠山デカンショ豆」JAタウンで予約販売開始 JA全農兵庫2025年6月24日
-
茨城県庁で子ども食堂への食品寄贈式 6月25日に開催 JA全農いばらき2025年6月24日
-
「とうもろこし収穫体験」開催 直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」が募集した315人参加 JA全農やまなし2025年6月24日
-
【JA人事】JA津安芸(三重県)新組合長に前川温仁氏(6月21日)2025年6月24日
-
【JA人事】JAおいしいもがみ(山形県)押切安雄組合長を再任(6月20日)2025年6月24日
-
サーキュラーエコノミーを加速 リーテムと業務提携契約を締結 JA三井リースグループ2025年6月24日
-
JAタウン「酪農家応援キャンペーン」対象商品は送料負担なしで販売2025年6月24日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」採択者が決定2025年6月24日
-
第8回「懸賞論文」入選作品が決定 家の光協会2025年6月24日
-
「上を向いて、笑おう。御堂筋天国 旬のたよりマルシェ」6月27日に開催 農林中金2025年6月24日
-
小泉農相と意見交換 政府備蓄米の安定供給と市場流通促進へ アイリスオーヤマ2025年6月24日
-
国際シンポ「地球沸騰化時代のアフリカ農業と日本の最新技術」開催 アクプランタ2025年6月24日
-
弘前大学と共同研究講座「岩木健康増進プロジェクト健診2025」に参加 雪印メグミルク2025年6月24日
-
夏休み 子どものいる困窮世帯に食料支援プロジェクト実施 全国フードバンク推進協議会2025年6月24日
-
パルシステム連合会 第43回通常総会 新理事長に渋澤温之氏2025年6月24日