インド向けりんご生果実輸出解禁 22年産収穫以降 農水省2022年3月23日
農林水産省はインドの植物検疫当局との間でこのほど日本産りんご生果実の輸出検疫条件に合意し、輸出が解禁されたと発表した。
インドは同国への侵入を警戒している病害虫(モモシンクイガとナシヒメシンクイ)がわが国で発生していることを理由にこれまで輸入を禁止してきたが、農水省は産地からの要望をふまえてインド当局と技術的協議を重ねてきた。
その結果、植物検疫条件に合意し、2022年産の収穫シーズン以降に条件を満たす日本産りんごの輸出ができることになった。
おもな検疫条件は▽登録生産園地での栽培、▽登録選果こん包施設での選果・こん包、▽消毒処理(登録処理施設での低温処理、または臭化メチルくん蒸)、▽インド側検査官による査察(原則年1回)、▽輸出検査の実施(日本の植物検疫官による病害虫の付着がないことの確認と植物検疫証明書の発給)。
2021年のりんごの輸出額は162億円で前年より50%増加した。輸出先は台湾、香港、タイのほか、ベトナム、シンガポール、インドネシアなど。国は2025年の輸出目標額を177億円としている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日