北海道千歳市で鳥インフルエンザ確認 約55万羽処分へ 北海道で今シーズン3例目2023年3月28日
農林水産省は3月28日、北海道千歳市の養鶏場で、今シーズン国内82例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。北海道の養鶏場での鳥インフルエンザ確認は今シーズン3例目。
農水省によると、鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたのは、北海道千歳市の採卵鶏の養鶏場で、飼養羽数は約55万8000羽。
3月27日、同農場から鶏の死亡が増えているとの通報を受け北海道が簡易検査したところ陽性となり、28日、改めて遺伝子検査を行った結果、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と確認された。
農場で飼養されている約55万羽は殺処分される。北海道によると、昨年4月に白老町の農場で発生した鳥インフルエンザで処分された約52万羽を上回り、道内での殺処分数では過去最大となる。
北海道によると、今回の農場の半径3キロ以内の移動制限区域には4農場あり、約86万羽が飼養されており、3㎞~10㎞以内の搬出制限区域内には8農場あり、約70万羽が飼養されているという。
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