高知県のIoPクラウド「SAWACHI」利用農家数が1000戸を突破2023年8月3日
高知県は、2022年9月21日に本格稼働を始めた農業データ連携基盤IoPクラウド「SAWACHI」について、高知県内のユーザー数が1000戸を突破したことを発表。この節目を祝し、高知県庁でセレモニーが開かれ、濵田省司知事から農家に登録証が授与された。
「SAWACHI」の利用農家数1000戸を突破を記念してセレモニーを開催
セレモニーには、1000戸目のユーザーを含む同じ地域の農家(イチゴ農家4人、トマト農家2人)と、担当の県普及員とJA指導員が出席。農家の代表者は「イチゴ栽培においてはハウスの温度管理が最も重要だが、SAWACHIを使えばスマートフォンでリアルタイムにデータを確認できる。データの活用を通じて、高知の農業をさらに発展させていきたい」とコメントした。
高知県は、「SAWACHI」の効果を農家に実感してもらうことで、「もっと楽しく、もっと楽に、もっと儲かる」農業が実現できると考えている。今後も多くの農家の「SAWACHI」の活用により、データに基づいて生産性を高めるデータ駆動型農業を広く普及していく。
「SAWACHI」のトップ画面
「SAWACHI」の利用により、スマートフォンやパソコンからログインすると、いつでもどこからでも、測定している温度などの圃場環境データを簡単に確認できる。測定する機器は、「SAWACHI」との連携設定ができればメーカーや機種によらず対象となる。また、出荷量や気象など、営農に関連する他の様々な情報も一緒に確認できる。
IoPクラウドを核としたデータの集約と産学官連携による生産者へのフィードバック
IoPプロジェクトは、産学官連携での生産者支援の取り組みで、これらのデータは生産者本人だけでなく、県の普及員やJAの指導員も営農支援に活用。また、研究や製品開発にも活用し、より良い機器やサービスの創出を通じた生産者へのフィードバックにもつなげている。
「SAWACHI」の利用対象は、高知県で営農する生産者。利用申し込みにより、IDとパスワードが発行され、気象、市況、ニュース等を閲覧できるようになる。出荷量データは、県とJAに提供同意書を提出することで閲覧可能となる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日