農業者の災害リスクに備え 収入保険・園芸施設共済加入に補助金 豊橋市2023年9月25日
愛知県豊橋市は、全国有数の農業地帯を支える農業者を応援するため、災害等のリスクへの備えとして、収入保険・園芸施設共済加入にあたり補助金を出すことを決めた。
豊橋市は、6月の台風2号に伴う豪雨に見舞われ、多くの農業者が農作物や施設などに被害を受けたことから、農業用施設・機械に被害を受けた農業者に見舞金を支給している。一方で自然災害が増えている現状をふまえ、農業者自身による今後起こりうるリスクへの備えも必要であることから、収入保険と施設園芸共済への次期加入を掛け金の補助により促進する。
収入保険については保険料と付加保険料の2分の1(上限10万円)、園芸施設共済については掛金の2分の1(上限5万円)をそれぞれ今年度に限り補助する。
対象となるのは豊橋市に住所のある個人または豊橋市に本店や主たる事務所を有する農業法人。保険期間または共済責任期間の開始日が6月3日から2024年3月31日である契約を愛知県農業共済組合と結んだ場合となる。
補助金の申請にあたっては、農業者の申請に係る負担を軽減するため、申請から受領までの権限を愛知県農業共済組合に委任する仕組みとした。加入促進に向けて、愛知県農業共済組合による個別相談会も開催し、多くの農業者が参加した。今後も相談会の開催を予定している。
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