後任農相に小泉進次郎氏 「とにかく米。全力尽くす」2025年5月21日
小泉進次郎衆議院議員は5月21日午前、首相官邸で江藤拓氏の後任として石破総理から農相に任命すると伝えられたことを明らかにした。
石破総理は小泉氏に「とにかく米だ。消費者に安定した価格で供給するよう全力でがんばってほしい」と伝えた。小泉氏は「米が安心して買える価格に落ち着くように全力を尽くしていきたい」と述べた。
農相就任は昨日、森山裕幹事長から打診があったという。その際、「この局面で大事なことは組織・団体に忖度しない判断をすることだと思う」と話したといい、森山氏も「それが大事だ」と応じた。
そのうえで小泉氏は「(農水)族とか非主流派とかを抜きに、今誰もが思っていることは米の価格の高騰とマーケットに米が足りているかの不安を解消したいということ。そのことにみな心一つに頑張れると思う」と述べた。
江藤氏が辞任することになった発言については「すべき発言ではなかったというのは明らかであり、それがあって今回は私が農水大臣という任命を受けることになった」として「国民のみなさんの怒り、不信を払しょくできるように、米担当大臣だという思いで集中して取り組んでいきたいと思う」と話した。
JAグループに対しては「まずお互いコミュニケーションをとって組織、団体のみなさんの思いも聞かなければいけないが、今までの日本の農政を考えたとき、ややもすると組織、団体にあまりにも気を使いすぎて、もっと生活者の目線でやってこなければいけなかった。改革が遅れている。米はまさに象徴的な政策でもあるので、幅広くコミュニケーションをとってともに前に向かって新しい時代の農林水産行政を築き、消費者の理解と生産者の意欲がしっかりと距離感が縮まるような関係ができれば、前向きな方向に転換できる」などと語った。
小泉進次郎氏はTPP大筋合意後の2015年10月に34歳で自民党の農林部会長に就任した。TPP対策を「農業新時代」と題してまとめたほか、政府の農業改革を受けて全農改革を含む生産資材価格の引き下げ、流通改革、輸出促進などに取り組んだ。当時は「儲かる農業実現のため農協改革の手綱を緩めない」などと語っていた。
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