備蓄米の随意契約には新たなプレイヤーも参加を 小泉農相が小売りの現場を視察2025年5月23日
小泉進次郎農相は5月23日、東京・江東区のライフ深川猿江店と清澄白河の三河屋精米店を視察した。視察後、記者団からの備蓄米の随意契約についての質問に「楽天のような新たな流通のプレイヤーに参加してもらう」などと答えた。
視察を終えて質問に答える小泉農相
視察の意図と受け止めについては「ライフは棚が空いている姿を拝見し、改めて備蓄米を6月上旬には2000円台で店頭に並ぶ関係を作らなければならないと認識を強くした。三河屋では(店頭に)米はあるように見えても、実際には個数や重量で販売抑制せざるを得ない。8月の端境期には米がなくなってしまう不安があり、こういうマインドを変えていかなければ価格は落ち着かない。需要があれば無制限に出すと言った通り、相当大胆なことをやらなかれば状況は変わらないと決意を新たにした」と語った。
三河屋精米店の意見を聞く
また、備蓄米の随意契約や原価設定については「詳細な設計を行っており、ほぼ固まってきた。現時点で言えることは、今までの流通の形では現場に流れない。(午前中に面会した)楽天のような新たな流通のプレイヤーに参加してもらう方向で随意契約を考えている。今までの一般入札と違い、農水省で最終的な判断を行い、この値段で買ってもらいたいといった形で流す。6月上旬に備蓄米が流れるよう、最終的な調整を行っている」とした。
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