「C-DZ作戦」で楽に水田畦畔の雑草管理【結果報告】 北興化学工業株式会社2024年10月28日
今年の夏も各地で記録的な猛暑となった!もはやこれが当たり前の夏の気温になると注意を払っていても、農作業中の熱中症が増加する傾向が続くと思われる。ほ場管理をする上で、除草は必ず行う作業である。草刈りをする方、茎葉処理除草剤を使用する方、また両方を併用する方でも夏場の暑さを避けて除草する方法を考えたことはあるだろう。
北興化学工業株式会社は水田畦畔の雑草管理について「C-DZ作戦」を提唱し、実証試験を埼玉県加須市で開始した。JAcom 6月24日配信では埼玉県加須市の途中経過を紹介したが、今回は実証結果を報告する。
①現地実証試験の概要
②実証結果
カソロン粒剤6.7を「雑草発生始期」に生産者が所有していた散粒器「ヤマト農磁:グリーンシャトルⅡ」を借りて6kg/10アール相当を処理した。処理後50日程度まで雑草の発生をしっかり抑えた。その後、生産者も育苗や田植え等があり、雑草がある程度大きくなるまで放置し、カソロン粒剤6.7の処理87日後にザクサ液剤を散布した。
ザクサ液剤は梅雨明けの遅れもあり天気の合い間を見て、「雑草生育期から旺盛期」に生産者から借りた電動噴霧機の「グラカバー付きキリナシノズル」で100倍 100L/10アール相当を雑草にしっかりかかるように処理した。処理30日後程度まで除草効果を示した。7月中旬に収穫準備も始まるために、ザクサ液剤の処理40日後に「ダイロンゾル+ザクサ液剤」を混用して散布した。
ダイロンゾル+ザクサ液剤は「雑草生育期から旺盛期」に生産者から借りた同じ機材で散布した。
ここで混用作業が必要となるが、最初に適量の水にダイロンゾルを400倍 100L/10アール相当になるように希釈してしっかりと攪拌(かくはん)し、次にザクサ液剤を100倍 100L/10アール相当になるように混ぜて、必要の量の水を加えて攪拌し、土壌表面および雑草にもしっかりかかるように処理した。ダイロンゾルは土壌表面に処理層を形成して、雑草の発生を長く抑える効果を特長としている。ザクサ液剤は発生している雑草の茎葉にしっかりかけることで雑草を枯らす効果があり、2剤を混用することによって、雑草をしっかり枯らし、その後雑草の発生を長く抑えることができるため、よりよい組み合わせと考えている。処理30日後(8月2日)でも十分効果が継続していた。写真の左端に収穫が近いコシヒカリが写っているが、このコシヒカリを収穫した8月19日まで効果は持続した。
このことより、「C-DZ作戦」の「C:カソロン粒剤6.7」、「Z:ザクサ液剤」、「D:ダイロンゾル+Z:ザクサ液剤」で水田畦畔の雑草管理を3回で終えることができた。
さらに、最初のカソロン粒剤6.7を雑草発生始期までに処理(今回2月26日:7℃)し、次のザクサ液剤は雑草再発生を見て処理(今回5月23日:21℃)、最後のダイロンゾル+ザクサ液剤も雑草再発生を見て処理(今回7月3日:24℃)することができ、作業効率だけでなく、気温が30℃を超えるような酷暑時期前に作業を終えることができ、熱中症防止対策にもつながった。
最後に「C-DZ作戦」について、北興化学工業は全国各地で実証試験を実施した。降雪のある地域ではカソロン粒剤6.7を根雪前に処理すること。「ダイロンゾル+ザクサ液剤」→「ザクサ液剤」、「ザクサ液剤」→「ダイロンゾル+ザクサ液剤」の順などいろいろ評価をしている。
高温時の水田畦畔の雑草管理低減を目的とした場合、「カソロン粒剤6.7」、「ザクサ液剤」、「ダイロンゾル+ザクサ液剤」の順がよい。
生産者の雑草管理ニーズは様々あると思う。「C-DZ作戦」の組み合わせのアレンジは生産者に作業日程などを踏まえて、考えることもできる。ぜひ、一度試してはいかがだろうか。
【あわせて読みたい記事】
・C-DZ作戦で楽に水田畦畔の雑草管理 効果的な除草剤とは? 北興化学工業株式会社(2024.6.24)
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