ジェネリック品との競争激化で減収 SDS2013年2月7日
エス・ディー・エス バイオテック(SDS)は2月1日、平成24年12月期の決算短信を発表した。海外でのジェネリック品との価格競合などの影響で売り上げは落ちたが、原価・経費などの圧縮施策が奏功し、利益面は前年を上回った。
売上高は前期に比べて8億1800万円(7.3%)減の103億6200万円、営業利益は同8500万円(10.1%)増の9億3200万円、経常利益は同1億2600万円(17.1%)増の8億6800万円、当期純利益は同5100万円(10.7%)増の5億3100万円だった。1株あたりの当期純利益は同6.54円増えて67.99円だった。
地域別では北米での売上が同5億円(43%)減の6億5700万円と大きく減った。国内の売上は同1.7%減の66億円だった。
品目別売上高では、殺菌剤、水稲除草剤、殺虫剤が前年を下回ったが、緑化関連剤は新製品の投入などで前年を上回った。
殺菌剤は同6億3000万円(13.6%)減の40億1000万円。主力の「ダコニール」でジェネリック品との競争激化などがあった。
水稲除草剤は同4600万円(1.2%)減の39億5700万円。国内でベンゾビシクロンの出荷が伸びたが、ダイムロン、カフェンストロールの出荷は減少した。
殺虫剤は同2100万円(3.6%)減の5億7300万円。センチュウ剤の出荷が伸びなかった。
次期の業績は売上高105億4000万円、営業利益8億4000万円、経常利益7億6000万円、当期純利益4億8000万円の見通し。売上高は伸ばすものの、ベンゾビシクロンの海外展開に向けた開発費用の増加などで利益面は今期を下回る見込みだ。
(関連記事)
・【農薬登録情報】 2月1日付 日産・メタゾスルフロン、大塚・フルチアニルが登録取得 (2013.02.05)
・インドの農業資材メーカーを子会社化 SDS (2012.12.11)
・水稲用除草剤「ベンゾビシクロン」の海外展開強化 SDS (2012.08.16)
・ダコニール、ベンゾビシクロン軸に 世界の食料供給に貢献 SDS・安田社長 (2012.02.20)
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米の支援 見直しを 財政制度等審議会が建議2025年12月3日 -
緑茶の輸出額 前年比2.3倍 農林水産物・食品の10月輸出実績2025年12月3日 -
JA貯金残高 108兆731億円 10月末 農林中金2025年12月3日 -
米の安定供給どう支える? 直接支払めぐり論戦 共助の「基金」提案も2025年12月3日 -
平和的国防産業の寿命【小松泰信・地方の眼力】2025年12月3日 -
【農と杜の独り言】第6回 野菜・あなたのお生まれは? 食の歴史知る機会に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月3日 -
童門氏の「恕」 混迷時こそ必要 "協同のリレー" JCA客員研究員・伊藤澄一氏2025年12月3日 -
【異業種から見た農業・地域の課題】担い手が将来展望を描けること 金融×人材×資源で強靭な地域に 一消費者の視点から 元大蔵省・藤塚明氏に聞く2025年12月3日 -
ご当地牛乳「リソルホテルズ」でウェルカムドリンクとして提供 JA全農2025年12月3日 -
毎年大人気!希少な岐阜の「堂上蜂屋柿」を販売開始 JAタウン2025年12月3日 -
稲作生産者の生産現場に密着 生産者ドキュメンタリー動画を公開 JA全農2025年12月3日 -
JAタウン「ホクレン」北海道醸造の日本酒10商品「送料負担なし」で販売中2025年12月3日 -
冬休みの牛乳消費拡大を応援「メイトー×ニッポンエール 冬のおいしいミルクコーヒー」発売 JA全農2025年12月3日 -
「佐賀県産うれしの茶フェア」5日から全農直営19店舗で開催 JA全農2025年12月3日 -
病院経営の改善に求められる課題は? 「医療の質と生産性向上」セミナー 日本文化厚生連2025年12月3日 -
安全性検査クリアの農業機械 1機種7型式を公表 農研機構2025年12月3日 -
【人事異動】日本製紙(2026年1月1日付)2025年12月3日 -
鶴岡共乾施設利用組合第1回総会開く JA鶴岡2025年12月3日 -
【役員人事】井関農機(12月1日付、12月31日付、1月1日付)2025年12月3日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月3日


































