【決算】乳製品、農薬の売上のびる 明治2014年5月21日
明治ホールディングス(株)は5月13日、平成26年3月期の決算を発表した。食品事業((株)明治)は乳製品がのび、医薬品事業(Meiji Seika ファルマ(株))では医療用医薬品、農薬の売上高が前期を上回るなどしたため、ともに増収増益となった。
全体の売上高は前期比1.9%増の1兆1480億円、営業利益は同41.1%増の365億円、経常利益は同34.2増の391億円、当期純利益は同14.5%増の191億円だった。
食品事業は、売上高1兆152億円、営業利益282億円だった。このうち乳製品については、牛乳類の売り上げが減った一方、健康志向の高まりを受けて乳酸菌などのプロバイオティクス商品の売り上げが大幅にのびた一方、チーズ、バターなどの加工食品は前期並みだった。
医薬品事業は、売上高1351億円、営業利益84億円だった。このうち、農薬は水稲いもち病用防除剤「オリゼメート」は前期並みだったが、茎葉処理型除草剤「ザクサ液剤」が前期を大幅に上回った。一方、動物薬は家畜用、コンパニオンアニマル用が不調で、前期を大幅に下回った。
次期の業績については、食品では輸入原料価格の高騰や国内生乳取引価格の引き上げなどのコスト増の影響で減収増益を見込んでいる。乳製品ではヨーグルト事業の強化、チーズ、マーガリン事業の市場シェア拡大をめざす。医薬品では薬価改定などの影響で増収減益を見込んでいる。農薬では、オリゼメート、ザクサの国内販売拡大と海外事業展開に取り組むとしている。
(関連記事)
・明治、雪メグの工場が生乳検査の認証取得(2013.10.07)
・Meijiとダウ、新規殺菌剤を共同開発(2013.07.10)
重要な記事
最新の記事
-
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日 -
「農林水産業みらいプロジェクト」2025年度助成 対象7事業を決定2025年12月19日 -
福岡市立城香中学校と恒例の「餅つき大会」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年12月19日 -
被災地「輪島市・珠洲市」の子どもたちへクリスマスプレゼント グリーンコープ2025年12月19日


































