自社開発剤拡販で増収増益 クミアイ化学2014年12月19日
クミアイ化学工業は12月18日、平成26年10月期決算を公表した。自社開発農薬の販売が国内外ともにのび、増収増益となった。
売上高は前期比60億7700万円(12.3%)増の553億6000万円だった。売上高の増加に伴い利益面も増えた。営業利益が同5億2500万円(24.9%)増の26億2900万円、経常利益が同9億1900万円(27.3%)増の42億9000万円、当期純利益が同6億6700万円(28.0%)増の30億5100万円だった。
売上高の9割以上を占める主力の化学品事業の売上高は同59億7200万円(13.2%)増の512億2200万円だった。
国内販売では水稲用除草剤ピリミスルファン(商品名「ベストパートナー」「マイウェイ」「ヤイバ」など)、水稲用箱処理剤イソチアニル(同「ツインターボ」など)、今年から販売を開始した水稲用殺菌剤「コラトップ」などが伸長した。また、園芸分野では殺虫剤「スプラサイド」、殺菌剤「ファンタジスタ」、非農耕地分野では芝用除草剤「ソリスト」、「スパーダ」などが好調だった。
海外販売では、畑作用除草剤ピロキサスルホンと綿用除草剤「ステイプル」が米国で、直播水稲用除草剤「ノミニー」がインドで、それぞれ販売好調だった上、円安の影響により販売高は大きく伸びた。
次期は水稲用除草剤フェノキサスルホン、水稲用殺菌剤「トライ」、園芸用殺虫剤サイアジピルなど、新規剤の普及、拡販に力を入れる。業績は売上高610億円、営業利益34億円、経常利益49億円、冬季純利益34億円と、増収増益を見込んでいる。
(関連記事)
・農薬原体の需要増で増収増益 イハラケミカル(2014.12.16)
・イハラケミカル 創立50周年で記念配当(2014.09.10)
・新規芝用除草剤「ソリスト」 今秋に発売(2014.07.14)
・【半期決算】園芸用農薬伸びる クミアイ化学(2014.06.13)
・【シリーズ・誕生物語】第9回豆つぶ剤(クミアイ化学工業(株))(2014.04.17)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ムッシュボルドーDF」 日本曹達2025年7月10日