農薬原体の需要増で増収増益 イハラケミカル2014年12月16日
イハラケミカル工業は12月12日、平成26年10月期決算を発表した。農薬原体の需要増などを要因に、増収増益となった。
売上高は前期に比べて64億円(21.1%)増の367億3500万円、営業利益は同13億2500万円(62.5%)増の34億4300万円、経常利益は同12億3900万円(43.4%)増の40億9400万円、当期純利益は同6億9800万円(39.6%)増の24億6000万円だった。
主力の農薬事業は、既存剤は減少したものの、近年上市した海外向け畑作用除草剤、国内外向け水稲用除草剤、国内向け殺菌剤の拡販により売上高は前期比25.8%増の228億1700万円、営業利益は同57%増の33億8600万円となった。
次期は現中期計画の最終年度であり、また、創立50周年の節目を迎える。中期計画で掲げた国内外での調達機能の強化、有機合成事業の極大化などに取り組み、とりわけ中国では、現地子会社などを通じてグローバル調達の推進と中国市場への着実な深耕をすすめる考えだ。次期業績は、売上高420億円、営業利益38億円、経常利益45億円、当期純利益27億円と、いずれも増収増益を見込んでいる。
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