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JAの活動:今さら聞けない営農情報

農薬の正しい使い方(75)細胞壁(セルロース)合成阻害剤【今さら聞けない営農情報】第341回2026年3月21日

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 「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るための農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しています。農薬の防除効果は、有効成分をいずれかの方法で作物に付着または吸着させることができてはじめて発揮されますので、高い効果を発揮させるには、有効成分をいかに効率よく作物に付着させるかが鍵となります。しかし、農薬をより効率よく正しく使用するためには、製剤の選択の他に散布対象となる作物やその生育ステージ、あるいは病害虫雑草の生態に合わせた使い方も重要になります。現在、除草剤の生態に合わせた上手な使用方法を紹介していますが、除草剤の上手な使い方を理解するためには、雑草の生態に加え、除草剤の選択性や作用機作も知っておく必要があります。

 現在、除草剤の作用機作を紹介しており、今回は、細胞壁(セルロース)合成阻害剤を紹介します。

 セルロースは細胞内で合成される細胞膜の必須成分です。このセルロースの合成を阻害されると雑草は正常な細胞分裂ができなくなり、やがて枯死します。細胞壁(セルロース)合成阻害剤は、主に根部より吸収されて雑草体内を移動し、生長点の細胞分裂を阻害して雑草の発芽を抑制したり、枯死に至らせます。作用は非選択的で残効も長いのが特長です。

 この作用機作を示す除草成分にはDBN(ジクロベニル)があります。

 雑草の発芽前かまだ幼植物の時に非選択的効果を発揮しますので、有効成分が触れることができるように雑草の発生前か発生始期に土壌処理することで安定した効果が長期に得られます。

 また、生育している雑草でも広葉雑草に高い効果を示し、特に防除困難な多年生広葉雑草(ヤブガラシ、ギシギシ、ヨモギなど)も枯らすことができます。

 気温が低く、雨上がりなど土壌水分が十分な状態の時に散布すると、より安定した効果を示します。

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