増収増益決算売上高は497億5600万円 クミアイ化学2015年9月4日
平成27年10月期第3四半期
クミアイ化学工業(株)は9月3日、平成27年10月期第3四半期(平成26年11月1日~平成27年7月31日)の連結業績を発表した。増収増益で売上高は前年同期比8.4%増の497億5600万円だった。
日本の経済は、緩やかな回復基調にあるものの、海外経済の先行きに不安要因があり、依然として不透明な状況が続いている。クミアイ化学工業グループは、国内・海外とも自社開発品を中心に、更なる拡販のための体制構築に努めてきた。
その結果、同社グループの第3四半期連結累計期間の売上高は、497億5600万円(前年同期比38億7000万円増、8.4%増)となった。損益面では、営業利益38億円(同5億9000万円増、18.4%増)、経常利益は50億7700万円(同9億3200万円増、22.5%増)、四半期純利益は36億2500万円(同8億9900万円増、33.0%増)となった。
同社グループ国内販売部門の農耕地分野では、水稲用除草剤は自社開発製品を中心に拡販に努めたものの、前期の消費税率引き上げに伴う流通在庫増加の影響などにより、水稲用除草剤全体としては前年同期を下回った。
一方、水稲用箱処理剤はイソチアニルなどを含む新規製品の投入により、前年同期を上回った。園芸分野では、殺虫剤「スプラサイド剤」が順調に推移したことに加え、新規上市した「サイアジピル剤」の販売が寄与したことなどにより、前年同期を上回った。また非農耕地向け薬剤販売や受託加工は順調に推移した。
海外販売部門では、畑作用除草剤「ピロキサスルホン剤」の米国における販売が順調に推移した。また直播水稲用除草剤「ノミニー」のインド向け販売、除草剤「サターン」の米国向け販売が順調に推移したことから、前年同期を大きく上回った。
結果、化学品セグメントの売上高は465億1400万円(同37億5200万円増、8.8%増)、営業利益は39億1700万円(同5億3500万円増、15.8%増)となった。
平成27年10月期通期の売上高は610億円(10.2%増)、営業利益は34億円(29.3%増)、経常利益は49億円(14.2%増)、当期純利益は34億円(11.4%増)を見込んでいる。
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