新規農業用殺虫剤「インスカリスR」米国で登録取得 Meiji Seika ファルマ2018年10月5日
Meiji Seikaファルマ(株)は、10月3日、同社と学校法人北里研究所の共同開発の殺虫剤「インスカリスR(アフィドピロペン)」のライセンス先であるBASF社が米国の農薬登録を取得したと明らかにした。
アフィドピロペンは、微生物代謝産物から創出された既存薬剤とは全く異なる新規骨格を有する殺虫成分で、IRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)により、新しい作用機構(サブグループ 9D)に分類されている。
アブラムシ、コナジラミ、キジラミ等の吸汁性害虫に対して高い殺虫効果を示し、米国では、大豆、ワタ、果樹類、野菜類での登録を取得した。これらの害虫は、吸汁やウイルス病害の媒介により作物の収量や商品価値に影響を与え、既存薬剤に対する抵抗性問題も顕在化している。同剤は、速効的な吸汁抑制作用によりこれらの害虫による被害を防ぎ、抵抗性を獲得した害虫にも高い効果がある。さらに、ミツバチに対する影響が少なく、投下薬量も少ないため、環境に対する負荷の低い薬剤として、持続可能な農業の推進に貢献できる薬剤となっている。
同剤は本年7月、オーストラリアとインドで販売が開始され、今後、カナダ、メキシコ、アルゼンチンおよび中国等において登録取得を予定している。
(関連記事)
・殺虫剤インスカリス(R)世界市場で登録取得 BASF(18.06.21)
・アザミウマ類、サビダニ類防除に特効薬 ファインセーブフロアブル(18.05.23)
・新規殺虫剤のインドでのライセンス契約締結 Meijiとアリスタ(18.03.28)
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日