いもち病・初期害虫に効果「ルーチンコア箱粒剤」販売開始 バイエル2019年3月5日
バイエル クロップサイエンス(株)は、いもち病や初期害虫に効果を発揮する、抵抗性誘導型殺菌剤イソチアニルとネオニコチノイド系殺虫剤チアクロプリドの混合剤で育苗箱専用の「ルーチンコア箱粒剤」を、3月5日から販売を開始した。

「ルーチンコア箱粒剤」は、イソチアニルがイネが先天的に備えている自己防御機構を増強させ、いもち病に対して高い防除効果を発揮する。また、白葉枯病やもみ枯細菌病、内穎褐変病といった細菌病害や、穂枯れ(ごま葉枯病菌)にも効果がある。
さらに昆虫のニコチン型アセチルコリンレセプターに作用するチアクロプリドが速効的な殺虫活性を示し、長期にわたり制虫的な作用を持続させる。
水稲栽培で「必ず防除するコアな病害虫に特化し、コストを抑えつつも、優れた効果を実現」したと同社ではコメントしている。
「ルーチンコア箱粒剤」の主な特長を列挙すると次の通り。
▽抵抗性誘導型殺菌剤イソチアニルとネオニコチノイド系殺虫剤チアクロプリドの混合剤
▽水稲栽培において防除必須な、いもち病やイネミズゾウムシに優れた効果を発揮
▽イソチアニルは植物病害抵抗性誘導型殺菌剤のため耐性菌発達リスクが小さく、既存のイネいもち病薬剤耐性菌に対しても有効
▽優れた浸透移行性と長い残効性
▽人畜、水産動植物に高い安全性を有し、環境への影響が少ない
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