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農薬:防除学習帖

トマト防除暦の作成33【防除学習帖】第167回2022年9月17日

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前回、Ⅰ.子のう菌類病と防除およびⅡ.トマトに発生する子のう菌類病の防除 1.うどんこ病について紹介した。今回は子のう菌類病の続きで、2.菌核病を紹介する。

2.菌核病

(1)発生生態と被害
Sclerotinia sclerotiorumという子のう菌類に属する糸状菌(かび)菌によって発生する。
主に茎が侵され、茎は最初に暗緑色水浸状の病斑が形成され、次第に上下に茎を取り巻くように広がり暗褐色となる。 多湿の場合、表面に灰白色綿状もしくはくもの巣状の菌糸を生じる。次第に病変部は乾燥して灰褐色に変わり、内部もしくは外部にネズミの糞のような黒色の菌核を形成する。生育不良を起こし、ひどいと枯死する。

(2)生活環・伝染方法
土壌中に菌核の形で生存し、第一次伝染源となる。 菌核は適温(15~21℃)、適湿下で発芽して子のう盤を形成し、多量の子のう胞子を放出して伝染する。 茎葉の接触によっても伝染する。

(3)防除法
ア.耕種的防除
多湿が要因となって発病が多くなるので、できるだけ湿度を下げた栽培を心がける。
①密植を避け、葉や茎が密集しないように間隔を空けて風通しを良くする。
②敷きワラやマルチを行って土壌からの湿気の飛散を防ぐことで、子のう盤(きのこ)の形成抑制ならびに子のう胞子の飛散を防ぐ。
③送風や換気を行い、湿度が上がらないように工夫する。
④第一次伝染源となる菌核を撲滅するために、病斑のついた作物残渣はできるだけきれいにほ場外に出して適切に処分する。

イ.化学的防除
(1)発生前に予防効果主体の農薬で定期的な防除
菌核病は、うどんこ病と同様に発生前の予防散布を中心に組み立てる。もし、発生が認められたら、発生が少ないうちに治療効果のある農薬で、徹底防除する。
代表的な予防効果の高い農薬は、フルピカやダコニール、ベルクート、フロンサイドといったもので、これらを1作期の総使用回数制限に注意しながらで防除を組み立てる。その際、散布回数制限の無いクリーンカップ(微生物+銅剤)などを定期的に加えると、うどんこ病との同時防除も可能で、効率的かつ効果的な防除体系が可能となる。

(2)初発確認後は早期防除を徹底する
初発を確認したら、できるだけ早期に徹底した防除を実施する。その際、治療剤は、できるだけ発生が少ない時にほ場全体にまんべんなく散布する。なぜなら、灰色かび病の場合、1つの病斑からおびただしい数の分生胞子が飛散して圃場内のどこかに付着している可能性が高いからである。

(3)治療剤は系統の異なる農薬をローテーションで使用する
まだ菌核病には耐性菌の報告は無いが、同一治療剤の連続散布を避け、系統の異なる農薬を輪番で使うようにするとよい。次表に菌核病に効果のある有効成分と簡単な特性を整理したので参考にしてほしい。なお、表に示した特性の意味は以下のとおりであるが、これらは、指導機関等の評価や各社提供の技術資料記載内容に基づいて整理しており、全ての使用場面でこの評価を保証するものではないことを予めご了解いただき、あくまで目安程度に考えて頂きたい。
[予防] 予防効果あり
[治療] 治療効果あり
[残効] 効果の持続期間の長さを中:1週間程度を目安にして整理

菌核病に有効な農薬成分および特性一覧

(4)第一次伝染減の菌核は土壌消毒剤
菌核病の第一次伝染源は、植物残渣などと共にほ場に残っている菌核である。
ほ場から菌核を手作業で完全に取り除くことはかなり難しいが、土壌消毒であれば、菌核を撲滅させることができる。有効な土壌消毒法は、蒸気消毒、熱水消毒、太陽熱消毒、土壌還元消毒、土壌消毒(クロルピクリン、ソイリーン、ガスタード微粒剤など)の使用などであるので、他の病害虫との同時を狙って、適宜実施するとよい。

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