農産加工品市場は1兆3000億円2013年4月4日
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済は平成24年7月から28カテゴリー401品目の加工食品について6回に分けて国内市場を調査している。その第5回の調査結果を報告書『2013年食品マーケティング便覧No.5』にまとめた。
◆漬物市場縮小、豆腐は低価格化すすむ
それによると農産加工品目(26品目)の24年売上見込みは1兆2849億円(前年比97.9%)。畜産加工品目(12品目)は8654億円(同100・1%)、水産加工品(18品目)は8960億円(同99.3%)、乳油製品(15品目)は6401億円(同100.5%)となっている。
農産加工品では漬物が消費者の節約意識の高まりや購買層が高齢化し若年層に広がっていないことから縮小している。豆腐は日持ちの良い充填豆腐や相模屋食料「ザク豆腐」といったアイディア商品など差別化が図られているものもあるがレギュラータイプは低価格化が続いている。
◆畜産ではコンビーフが好調
好調なのはサラダ類で538億円(前年比107.6%)を見込んでいる。
サラダ類は定番のポテトサラダ、パスタサラダなどマヨネーズで和えた商品が多く、業務用が市場の中核だが、20年頃から市販用のパウチ包装商品が浸透し需要が拡大している。
23年は東日本大震災の影響で業務用も外食向けは不振が続いたが、中食惣菜、製パン向けの好調や市販用の好調などで市場は微減に留まった。
市販用では単身者や高齢者夫婦世帯で食べきれるサイズの商品も好調。業務用では品質保証期間が長い商品が好調だ。市販のミニパック商品も品質保証期間が長い商品がほとんどで、今後も増加が見込まれる。
畜産加工品ではコンビーフ類が売上50億円(前年比116.3%)と好調だ。
23年は特に官公庁や企業を中心に備蓄需要が大きく拡大したが24年も参入企業の販促強化や新容器の商品投入などにより、引き続き市場は活性化している。
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