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【特殊報】ウメにクビアカツヤカミキリ 府内で初めて確認 京都府2025年7月22日

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京都府病害虫防除所は、ウメにクビアカツヤカミキリの発生を府内で初めて確認。これを受けて、7月22日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。

写真1:捕獲した雄成虫と写真2:捕獲した本種によるフラス(提供:京都府病害虫防除所)(提供:京都府病害虫防除所)

京都府病害虫防除所によると、7月に綾部市のウメにおいて、クビアカツヤカミキリの雄成虫1頭が捕獲された(写真1)。近隣のウメから同種によると考えられるフラスの排出が認められ(写真2)、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所に成虫及びフラスの同定を依頼したところ、同種による被害であると確認された。

京都府内では、令和6年に京都市、福知山市、向日市のサクラにおいて同種成虫の発生を確認。果樹園で同種による被害が確認されたのは、今回のウメでの発生が初めて。

同種は、2012年に国内で初めて発見されて以降、17都府県で発生が確認されている。

クビアカツヤカミキリ成虫は胸部が赤く、体は黒くツヤがあるカミキリムシで、体長は2~4cm(写真3)。成虫は、一個体あたり平均300個(最大1,000個)の卵をサクラ、ウメ、モモなど主にバラ科樹木の樹皮の割れ目や隙間に産卵する。

写真3:成虫(左:雌、右:雄)と写真4:幼虫が排出するフラス(提供:京都府病害虫防除所)(提供:京都府病害虫防除所)

幼虫は、産卵から2年後の5月から8月頃にかけて成虫となり、幹の外へ脱出。サクラ、ウメ、モモの樹幹や根元からミンチ(うどん)状の明るい色のフラス(木くずや糞が混ざったもの)を排出する(写真4)。

フラスは削り取ったような、大きさの揃った薄い木片を多く含む。幼虫が幹や枝の内部を食い荒らし、樹勢を低下させ、やがて枯死させる。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)クビアカツヤカミキリは特定外来生物法により生きたまま持ち運ぶことは禁止されている。成虫を発見した場合は、その場で直ちに捕殺するとともに、病害虫防除所または農業改良普及センターに連絡する。

(2)羽化した成虫の飛散防止や新たな産卵の防止のため、成虫活動期の6~8月に被害樹の株元から高さ2m程度の高さまで、4mm目合いのネットを巻き付ける(写真5)。

写真5:成虫分散防止のネット巻

(3)成虫に対して成虫活動期の6~8月に、主に幹や枝を狙って農薬(表1)を散布する。

(4)幼虫に対しては、フラス排出期(4~10月)に千枚通しや針金等を食入孔に入れ、
中のフラスをかき出してからスプレー型の薬を注入する。針金が幼虫まで届く場合は、突き刺して殺虫すると確実。千枚通しで樹皮をめくり、掘り取って殺虫することもできる。

表1:クビアカツヤカミキリに登録のある農薬(7月15日現在)

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