食品の買い物は片道10分以内の店で 食料品アクセス問題意識・意向調査2016年9月1日
農水省は、平成28年度農林水産情報交流ネットワーク事業「全国調査 食料品アクセス(買い物弱者等)問題に関する意識・意向調査」の結果を公表した。
この調査は、食料品の買い物に関する意識・意向、食事の準備や食事内容などについて、農林水産情報交流ネットワーク事業の生産者モニター(農業者、林業者、漁業者)と消費者モニターを対象に実施され、生産者モニター1579人、消費者モニター937人、計2516人から回答を得ている。
◆買い物は3~4日に1回

店に出向いて食料品の買い物をする頻度は、「3~4日に1回」がもっとも多く45.5%、次いで「2日1回」が23.6%、「ほとんど毎日」が18.7%、「週に1回以下」が12.2%だった。
食料品の買い物でもっともよく利用する交通手段(もっともよく利用する店へ行く場合)では、76.6%の人が「自分で運転する自動車・バイク」と回答している。次いで「徒歩または自転車」が12.1%、「家族・知り合いが運転する自動車」が10.6%となっている。

食料品の買い物でもっともよく利用する店までの片道の所要時間(もっともよく利用する交通手段で行く場合)は、36.2%の人が「5分以上10分以内」、「10分以上15分以内」との回答が26.8%で、これに「5分未満」の13.2%を加えると76.2%の人が片道15分以内の店をもっともよく利用していることが分かる。
また、「食料品の買い物で不便や苦労がありますか」という問いに、「不便や苦労はあまりない」と56.1%の人が回答。次いで「不便や苦労を感じることがある」が20.2%、「不便や苦労は全くない」16.8%、「不便や苦労がある」6.5%となっている。
不便や苦労があると回答した人(「感じたことがある」も含む)が感じている不便さや苦労(複数回答)は、「店がもっと近くにあって欲しい」が54.1%ともっとも多く、店との距離が不便さを感じさせているようだ。次いで「買い物に行く時間的余裕がない」が48.4%、「食料品の値段が高い」が34.1%、「品揃えが悪い(欲しい商品が手に入らない)」24.0%となっている。その他「買い物を手伝ってくれる人がいない」18.8%、「足腰など身体に負担が大きい」17.4%、「交通機関(バス等)が不便」11.2%などの回答もある。
そうした不便や苦労をなくすために望むことは、「近くに新たな店ができること」がもっとも多く51.7%だが、「地元の商店をもりたてること」という人が31.6%いる。また、生協やネットスーパーなどの「宅配サービス・買い物代行の充実」との回答も27.3%あった。
◆冷凍食品や惣菜を週に1~2回利用
夕食などの準備で生鮮食品(肉・魚・野菜)などの食材は「ほとんど毎日調理する」人が83.2%と最も多く、次いで「2日に1回」10.3%、「1週間に1~2回」5.4%、「ほとんどしない」0.8%となっている。
また、加工食品(冷凍食品・レトルト製品など)の利用は、「1週間に1~2回」が最も多く47.7%、次いで「ほとんどない」27.1%、「2日に1回」16.3%、「ほとんど毎日」という人も6.9%いる。
惣菜(コロッケなど調理済み食品)の購入は、「1週間に1~2回」が54.5%ともっとも多く、「2日に1回」が9.3%、「ほとんど毎日」という人が2.6%となっている。また「ほとんどない」という人も31.4%いる。
外食利用は「1週間に1~2回」が19.8%、「2日に1回」が0.5%、「ほとんど毎日」が0.4%だが、「ほとんどない」人が76.8%ともっとも多かった。
夕食の支度にかける時間は、「30分以上40分未満」がもっとも多く38.9%、次いで「20分以上30分未満」が28.2%、「40分以上」が26.6%だった。
◆ご飯を毎日食べるが96.4%
食品の摂取頻度で「ほとんど毎日」の割合が高かった食品は、ごはんが96.4%、緑黄野菜が63.0%、牛乳が47.3%、卵40.7%、大豆・大豆製品が38.0%などとなっている。
また、「2日に1回」では、魚介類が40.0%、肉類が46.6%。パンは「1週間に1~2回」37.8%がもっとも多かった。
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