三密・手洗い・換気を感知 AI、IoT活用の新型コロナ対策サービス提供 フューチャースタンダード2020年4月17日
映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を運営するフューチャースタンダード(東京都文京区)は、新型コロナウイルスに対する企業の事業継続計画対策として、AIやIoTを活用した新型コロナウイルス対策サービスを5月から順次提供を開始する。
今回、サービスを開始するのは「手洗い・消毒記録サービス」「換気状態検知サービス」「密集度検出ソリューション」の3種類。いずれも新型コロナウイルス対策において欠かせない「三密・手洗い・換気」についての実施状況を把握することが可能になる。
誰がいつ手洗いしたか自動で記録に残す
◆手洗い・消毒記録サービス
新型コロナウイルスの感染防止において手洗いや消毒の重要性は広く知られているが、食品工場や医療現場などで実際に従業員の手洗いや消毒の頻度を把握することは難しい。
同サービスは、「手洗い・消毒記録サービス」は、顔認証用の小型カメラと手洗いエリアを撮影するカメラを設置し、映像解析AI「SCORER」を活用した顔認証技術や骨格分析などを組み合わせることで、個人を特定し、誰がいつ手洗い・消毒を実施したかを自動で記録に残すことができる。
二酸化炭素濃度から密室度合いを測定
◆換気状態検知サービス
新型コロナウイルスは閉鎖空間で浮遊するため、三密行動の一つである密室を避けることが効果的だが、換気の時期を定量的に把握することは難しい。
同サービスは、測定器を用いて二酸化炭素濃度から密室度合いを測定し、換気が必要な時期にアラートを出し、定期的な換気を促す。ネットワークで接続し、遠隔でも部屋や場所による濃厚接触状態を把握。記録することで濃厚接触状態が多発する場所を特定し利用を避けることができる。
映像解析AI「SCORER」によって密集度を定量化
◆密集度検出ソリューション
カメラから屋外や一般施設での人の密集度を定期的に記録し、映像解析AI「SCORER」によって密集度を定量化。密集度が低い状態で施設が運営されことを記録・確認でき、過度な混雑が見られる場合は呼びかけなどの対応ができる。インターネットに接続するだけですぐに利用でき、端末内で解析を行うため、映像・画像データは即時破棄することも可能。プライバシーにも配慮できる。
導入価格は、「手洗い・消毒記録サービス」が15万円~、「換気状態検知サービス」は、12万円~、「密集者検出ソリューション」は12万円~。いずれも税抜。
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