品種DNAにこだわる農家、武井敏信氏が「GREAT FARMERS TO TABLE」に参画 アグミル2020年4月20日
リデン(東京都新宿区)は4月17日、同社が運営するオープンイノベーション農業プラットフォーム「agmiru(アグミル)」で活躍する農家の武井信彦氏が、音楽プロデューサーの小林武史氏が代表理事を務めるAPバンク (東京都渋谷区)が提供する「GREAT FARMERS TO TABLE(グレートファーマーズトゥーテーブル)」プロジェクトの設立メンバーとして参画することを発表した。
「GREAT FARMERS TO TABLE」は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や営業自粛要請により飲食店向けの生産物の出荷ができなくなった食の生産者と、外食を自粛する消費者をマッチングするプロジェクト。飲食店のシェフの協力を得て、普段お店で使っている食材の生産者の情報を載せたポータルサイトを開始した。同プロジェクトを通して、自宅での食生活がより豊かになる提案をはじめ、この非常時における生産者と消費者の課題解決をめざす。
同プロジェクトに加わったタケイファームの武井敏信氏は、野菜づくりにおける品種のDNAを重要視し、定番野菜だけでなく西洋野菜、ミニ野菜、色物野菜など珍しい野菜も栽培している。食に興味がないサラリーマンから農業を始めて19年を経た現在、年間に140種類以上の野菜を栽培。出荷した作物がどのように使われるかも意識し品種と出荷品質にこだわって経営している。
また、agmiruは2019年8月末に、データ活用による確実性の高い農業経営を実現する農業プラットフォームとしてリニューアル。2019年12月に開始した「農家コミュニティ」では、「ノウハウを聞きたいけどプロ農家とのつながりがない」「ノウハウを若手に教えたい」など、若手農家とプロ農家がつながる場所がなく、ノウハウの引き継ぎが難しいなど農業現場の課題解決を目的に、若手からプロ農家、有識者まで幅広く意見交換ができる環境を提供している。また、4月には、各分野のプロやメーカーなどに直接相談ができる「プロ指名相談サービス(有料)」も始めた。
天気情報や市況情報、農業ニュースなどの情報サービスも提供し、5500人以上の農業者が利用している。
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