豆乳生産量6.8%増 「無調整」中心に伸長 豆乳市場動向 日本豆乳協会2020年5月22日
日本豆乳協会は、2020 年1~3月期における豆乳市場の動向についての検証を発表した。
同期における豆乳類全体の生産量は、9万4063kLで前年比6.8%増。豆乳市場は「豆乳(無調整)」を中心に伸長している。
分類別に見ると、最も伸び率が高いのは「豆乳(無調整)」で、生産量は2万8219kL(127.3%)。生産量が最も多い「調製豆乳」は、4万6879kL(103.5%)だった。また、「果汁入り豆乳飲料」は、3841kLで(113.5%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は、1万3341kLで(108.6%)と、すべてのカテゴリーで生産量は順調に拡大し、出荷量も生産量と同様の傾向を示した。
一方、主に業務用として生産している「その他」に分類される豆乳は、1783kL(35.9%)と大幅に減少。1~3月期は、新型コロナウィルスの影響により、在宅勤務が増え、飲食店での外食を控え始めた時期と重なることから、自宅での消費量は大幅に増加したが、飲食店へ卸す業務用豆乳の生産量は減少したとみられる。
同協会は、生活者が、豆乳の特長や成分の優位性に触れる機会が増えたことが後押しとなり、「豆乳(無調整)」や「調製豆乳」などの豆乳愛飲者のリピート購入が増え、特に、1~3月期は、「豆乳(無調整)」を使った料理需要が拡大したことが市場拡大の要因になったとみている。
また、新型コロナウィルスの影響により、生活者の買い物の仕方にも変化が現れ、長期保存が可能な豆乳の需要がさらに高まったことも、一因と指摘している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日