食品ロス調査 捨てがちな食品1位は「牛乳・乳製品」 オレンジページくらし予報2020年5月28日
生活情報誌「オレンジページ」の読者モニターの声から“次のくらし”を読み解く「オレンジページくらし予報」は、国内在住の20歳以上の女性を対象に「食品ロス」について聞いた。調査は3月3日~8日にかけて、オレンジページメンバーズの国内に在住する20歳以上の女性にインターネットで行った。有効回答数は1081人。
調査で「食品ロス」という言葉の認知率を確かめたところ、「よく知っていて、言葉の意味も説明できる」が46.5%、「ある程度知っている」は47.2%。「家庭から出る食品ロスを減らそうと意識しているか」という設問に対しては、「意識している」「どちらかというと意識している」を合わせて、92.8%で、食品を粗末にすることを「もったいない」と戒めてきた日本ならではの意識の高さがうかがえた。
一方、「日本の食品ロスが年間643万トンあり、その約半分は家庭から排出されている」ことについて、知らなかった人は86.9%に上った。
食品ロスといえば、「売れ残った恵方巻やクリスマスケーキが、廃棄されているニュースが印象に残っている」(50代・パート)という声からも、流通や外食産業の問題ととらえる人が多く、家庭からもたくさんの食品が廃棄されていることは、意外にも知られていなかった。
日本の国民1人当たりの食品ロス量は、1日に約139グラムで茶碗1杯のご飯の量に相当。年間では約51キロにもなることに対しても、「そんなにたくさんの食品が捨てられているなんて、知らなかった」(60代・専業主婦)といった声が、数多く寄せられた。
(図1)約9割の人が食品ロスの半分が家庭ごみであることを知らなかった
◆家庭から出る「隠れた」食品ロスも
食品ロスへの関心が高い一方、消費期限や賞味期限を過ぎた食品を「捨てることがある」は61.9%。どんな食品を捨てるか聞いたところ、「牛乳・乳製品」(59.2%)がトップ。自由回答では、「グラタン用に買った牛乳を、使いきれずに捨てたりする」(60代・専業主婦)などの声があり、賞味期限が短い牛乳は、使いきれないケースが多くありそうだ。
自治体などが家庭ゴミを分析した調査では、食品ロスとして多いのは「野菜」といわれているが、流しに捨てられる「牛乳」は、ゴミとして回収されない。ゴミそのものを調査分析しても出てこないことから「隠れた」家庭の食品ロスといえる。
さらに「捨てがちな食品」の自由回答を分析すると、多かったのは、「もやし」「きゅうり」などの傷みやすい野菜。「餃子の皮」や「調味料」など、使いきれずに残ってしまう食材も挙がった。また、「おかず」「作り置き」という言葉も並んでおり、「大量の作り置きおかずを、食べきれずに処分することがある」(30代・フルタイム)など、料理の「作りすぎ」が食品ロスの一因になっている実態が明らかになった。
◆「冷蔵庫すっきり」派は食品ロスが少ない
食品ロスにつながる大きな要因として、「買いすぎ」の実態も見えた。「食品をつい買いすぎてしまったと思うことがある」と回答した割合は、63.1%。理由として、「安売りしていると、まとめ買いしてしまう」(77.6%)、「大容量パックなど、お得なほうを買ってしまう」(43.0%)など、「お得」につられて、必要以上に買う傾向がある。
さらに、データの分析から、「冷蔵庫」を整理できているかどうかが、食品ロスの量を左右することが浮き彫りに。「傷んだ食品を捨てたことがある」割合は、「冷蔵庫を整理していない」派の70.6%に対し、「冷蔵庫を整理している」派45.9%と顕著に表れた。冷蔵庫の中身が把握しにくいために、「チルド室の奥から、忘れていた賞味期限切れのハムやベーコンが見つかったりする」(50代・パート)という声もあった。
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