「購入の手間を軽減したい」が最多「食材宅配サービス」に関する意識調査2020年12月9日
コロナ禍の外出自粛などをきっかけに、「食材宅配サービス」が注目を集めている。野菜宅配サービス「ゴヒイキ」を展開する(株)Heart Fullは、20~60代の男女500人を対象に「食材宅配サービス」に関する意識調査を実施した。
食卓に欠かせない「野菜」の購入頻度について聞いてみたところ、「週2~3日」「週0~1日」に野菜を購入すると回答した人が全体の81.6%で、多くの人が週末や時間があるときにまとめて野菜を購入する傾向が見られた。
また、今回の調査では約18%が「現在、食材宅配サービスを利用している」と回答。共働き家庭や高齢者の増加に、在宅勤務の需要の高まりも市場が伸びている要因として考えられる。食材宅配サービスを現在利用している人に、サービスの利用開始時期を聞いたところ、「2年以上前」が52.8%、「1年~2年前」が14.8%と多くの人が継続的にサービスを利用していることが伺えた。
使用開始時期を年代別に見ると、年代が上がるほど継続的に利用する傾向。また、20代の結果では、1年以上食材宅配サービスを継続している割合が過半数の62.9%と高い。1年以上継続利用している割合を30代と20代で比較してみると、 30代が54.6%なのに対し20代は62.9%と、8.3%の差があった。このことから、20代は食材宅配サービスに対して関心が高く、また長期的に利用している人が多いことが推察される。1年以上利用している割合では、30代が最も低く、一方で、この1年以内に利用を開始した割合は45.5%とほかの年代に比べ1番高い。
食材宅配サービスを利用し始めたきっかけは?
食材宅配サービスを利用し始めたきっかけは「購入の手間を軽減したい」
食材宅配サービスを始めた理由/きっかけの回答を年代別で見るとどの年代でも「買い物に行く時間や労力を削減したいと思ったから」が1位。
注目は、20代と30代のサービス利用のきっかけで、トップ3には、「重たい食材を運ぶ苦労を削減したいと思ったから」が選ばれたが、50代・60代のトップ3にこの項目は選ばれなかったこと。50、60代どちらの年代も2位3位に「良質な食材を購入したいと思ったから」「安全な食材を購入したいと思ったから」を選択しており、重い食材を運ぶ苦労よりも購入する食材の品質を重視することがうかがえる。
食材宅配サービス「自分で商品の量を選択したい」と答えた人は64.2%
食材宅配サービスの利用経験がある人に「食材宅配サービスを利用する際に利用者が自由に選択できたらいいなと思うことはありますか?」と聞いたところ、「商品の量」を選択した人が全体の64.2%。多くの人にとって「商品の量が決まっている」ことが食材宅配サービスを利用する際の悩みになっていると推察された。2位には「値段設定」が37.6%。僅差で3位に「商品の質(無農薬野菜など)」が36.4%で選ばれた。続いて生産場所を選択した人が22.5%、生産者を選択した人が17.3%。可能であれば食材宅配サービスの細部の設定まで自分で決めたいと思っているようだ。
また、農家になっても成功しそうなタレントを聞くと、野菜の栽培や無人島開拓などワイルドなイメージがあるTOKIOが1位で42.2%。2位は所ジョージ(18.1%)、3位は花畑牧場の田中義剛(7.8%)がランクインした。またトップ10にはテレビ番組で料理の腕前を披露する人気モデル滝沢カレンや朝ドラで農業高校に通うヒロインを演じた広瀬すずも入った。
農家になっても成功しそうなタレント
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