新型コロナ対策で「行っていること」「控えていること」減少傾向 日本生協連アンケート2020年12月9日
日本生活協同組合連合会は12月8日、「新型コロナウイルス感染症についてのアンケート」の結果を発表した。同アンケートは、新型コロナウイルスの流行による暮らしや購買に関する影響について明らかにするため5、7、11月に実施。日本生協連に加盟する全国10の生協・生協事業連合を対象に、生協組合員からの回答を集約した。
「手洗い」「マスクの着用」は高いレベルで継続
感染症対策のために行っていることを聞いたところ、11月の調査では質問の形式が違うため単純な比較はできないが、「手洗い」「マスクの着用」は高いレベルで継続。その他の項目は全体的に実施率が下がる傾向が見られた。特に感染リスクを減らすと言われる「部屋の換気」は5月の88%から11月は65%に減った。
「食事に配慮」「生活に配慮」も5月から11月にかけて約半分に減少。「食品・日用品」の備蓄も11月は30%台となり、前回の7月と比べて半分以下となった。「オンライン通話・電話等の活用」は、5月の68%から11月の23%に変化した。
「3密の場所を避ける」ことは高いレベルで継続
感染症対策のために控えていることでは、「3密の場所に行くことを控える」を選ぶ人は3回の調査とも8割を超えた。3回の調査結果を比較すると、感染症対策のために行っていることと同様、控えていることも減少傾向にある。また、7月中にGoToトラベルキャンペーンが始まり、観光を緩和する補助が始まり緩和ムードが広がったことも影響したのか、「日帰り旅行を控える」人は5月の78%から11月には42%に変化。「1泊以上の旅行を控える」人は、5月の76%から11月には56%となり、いずれも減少した。
自宅ですることが増えたこと
自宅で増えた活動「食事作り」「掃除」「片付け」を挙げる人は減少
3回(5・7・11月)の調査で、新型コロナ流行の影響により、「自宅ですることが増えたこと」として、共通で質問した選択肢のみ抜粋したところ、「食事作り(回数・作る量などが増えたなど)」「掃除」「片付け」を選んだ人は、減少傾向が顕著にみられた。なお、「手洗い・手の消毒」は他の選択肢と異なり、高止まりの傾向にあった。
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