岐阜県安八郡に「空中いちご農園」オープン CFで運用資金募集 ととりべファーム2021年1月19日
いちごの6次産業化に取り組む(株)ととりべファーム(岐阜県揖斐郡大野町)は1月4日、東海地方初の「空中いちご農園」を岐阜県安八郡にオープン。運用資金を募るため、2月14日までクラウドファンディングのプロジェクト「農家だけが知る『本物の完熟いちご』を岐阜県からお届け!」を「Makuake」で実施している。
1月オープン空中いちご狩り施設
同社が扱ういちごは「かおりの」「よつぼし」「やよいぼし」の3品種。いずれもブランドが付いた高値で取り引きされる品種ではなく、トレンドの「大きくて、とにかく甘い」品種でもないが、それぞれ良さがあり、甘味と酸味のバランスを見定めた適切なタイミングに収穫すれば高級ブランドいちごにも引けを取らない美味しさがある。同社は「高いから美味しいとは言い切れないことを体感していただけるこだわりのいちご」として、農家の知る「本当に美味しいいちご」を届けするにはどうしたら良いかという課題から同プロジェクトを始めた。
クラウドファンディングは、2020年12月25日から始まり、2日で当初目標に掲げた50万円を達成。現在はストレッチゴールとして120万円をめざしている。同プロジェクトで集まった資金は1月オープン予定の「空中いちご農園」の内装に活用する。
「空中いちご農園」は、オランダで開発された最先端技術を取り入れたハウスで、光合成がより盛んに行われるため、いちごの育ちが良い。光合成が活発に行われる条件の1つが「湿度」だが、同ハウスでは、同じ栽培面積下でより多くの作物を栽培するため、植物の葉から植物内部の水分を空気中に放出する「蒸散」によって放出される水分が多くなり、より光合成が起きやすい。また、頭上で水耕栽培を行っているため、地面に障害が少ない設計。地面に土はなく、土で汚れることもないため来園する際はファッションにこだわって「映える」風景を写真に残すことができる。
空中いちご農園は、60分3種食べ比べで大人(小学生以上)2500円、幼児(3歳~小学生未満)は1500円。
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