東京の森林がボタニカル クラフトジンでCF開始 羽田麦酒2021年2月3日
(株)羽田麦酒(東京都大田区)は2月2日、クラフトドリンクのためのクラウドファンディングプラットフォーム「ふぁんドリ」で、東京の森林をボタニカルに使ったクラフトジンを提供するプロジェクトを開始した。

羽田麦酒は、2014年12月に発泡酒製造免許を取得。小ロットでのOEM生産により、様々な原材料を使ったクラフトビールを酒類製造免許や醸造設備を持たない企業へ提供している。2019年にはリキュール製造免許を取得し、新たにクラフトジンを作り始めた。
今回、クラウドファンディングで提供するのは、東京の森林をボタニカルに使ったクラフトジン。新型コロナウイルスの影響で、緊張感が続くなか、森の癒される香りを加えたクラフトジンで、森林浴のように身も心もリフレッシュする感覚を提供する。原料は、ジュニパーベリーをベースに、スギ、ヒノキをメインのボタニカル(材料)とし、スパイス、オレンジピール、レモンピールで全体をまとめる。
メインボタニカルとなるスギとヒノキは東京の多摩地域のものを使う。徳川家康の時代に江戸市街地が拡大して木材の需要が高まったことから、奥多摩の天然木が伐採され、植林されたスギやヒノキを対象とした林業が発達。この木材を輸送する手段として、 多摩川を利用した水運により運ばれた。クラフトジンは、多摩のスギとヒノキを使うことで、多摩川で繋がれた多摩と江戸との関係性を再現する。
ビールやジンなどドリンクをつくるには、必ず水が必要となる。おいしい水は森林がつくりだすことから、ドリンクを持続的に愉しむには、山や森林が重要な役割を担う一方、東京の森林は多くの課題を抱えている。同社が今回、新たなジンのボタニカルとして、東京青梅産の「スギ」と「ヒノキ」を使うもうひとつの目的として、東京の森林資源を活用することがあり、東京の森林のと水の課題をより多くの人に知ってほしいという思いを込めている。
支援金は、新たな次のクラフトジンの開発資金とするとともに、東京の水、森林を守る取り組みとして、一部を寄付する。
◎クラウドファンディング概要
実施期間:2月2日~3月31日
目標金額:30万円
プロジェクト方式:実行確約型
申込み:下記「ふぁんドリ」プロジェクトページへ
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす病にSDHI剤耐性菌が発生 北海道2025年12月25日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
家庭での米消費、前年比11.7%減 マイナス幅拡大、「新米不振」裏付け 米穀機構11月調査2025年12月25日 -
米価高騰に対応、「4kgサイズの米袋」定番化 値ごろ感出し販売促進 アサヒパック2025年12月25日 -
協同組合の価値向上へ「鳥取県宣言」力強く2025年12月25日 -
【世界を診る・元外交官 東郷和彦氏】トランプ再来の嵐 自国利益に偏重2025年12月25日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ日本は食料難の経験を教科書から消したのか?2025年12月25日 -
【Jミルク脱粉在庫対策】基金初発動1.2万トン削減 なお過剰重く2025年12月25日 -
すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日 -
【農と杜の独り言】第7回 祭りがつなぐ協同の精神 農と暮らしの集大成 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月25日 -
国連 10年に一度「国際協同組合年」を決議2025年12月25日 -
秋田と山形の3JAが県越え連携協定2025年12月25日 -
日本産の米・米加工品の輸出促進策を議論 「GOHANプロジェクト」で事業者が意見交換 農水省2025年12月25日 -
26年産米の農家手取り「2万5000円めざす」 暴落の予兆に抗い再生産価格を確保 JA越前たけふ2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
茨城県で鳥インフル 97万羽殺処分へ 国内10例目2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
JA共済アプリ・Webマイページに「チャットボット」機能を導入 JA共済連2025年12月25日 -
5県9JAの農産物・加工品を販売 第46回マルシェ開催 JA共済連2025年12月25日 -
短期プライムレートを年2.125%に引き上げ 農林中金2025年12月25日


































