福島・浪江の酒蔵が地元で酒造り再開 第一弾「ただいま」発売2021年3月25日
東の食の会は、福島県浪江町の鈴木酒造店の酒粕を使ったお菓子「純粕美珠(じゅんぱくびーず)」をプロデュース。3月20日に福島県浪江町で開業した「道の駅なみえ」で販売している。同施設は、鈴木酒造店の酒蔵・大堀相馬焼の窯・ショップが一体となっており、道の駅の2号館として開業した。
オール浪江産の原料で仕込むんだ浪江ブランド第一弾の日本酒「ただいま」
鈴木酒造店は県内で最も海に近い酒蔵として福島・浪江において長く酒造りをしていたが、東日本大震災で被災し酒蔵が倒壊。同年に、山形で廃業となる酒蔵を引き受ける形で拠点を移し、酒造りを再開し山形で日本酒を作り続けてきた。
今回、10年ぶりに地元・浪江での酒造りを再開しようと、山形拠点はそのままに、新たに道の駅なみえの中に酒蔵を構えることになった。土地が違えば原料となる米や水も違うため、山形で仕込むものとは別ブランドとして今後は福島・浪江仕込みの日本酒を展開する。
酒蔵の再開に合わせ、オール浪江産の原料で仕込む、浪江ブランド第一弾は「ただいま」(1650円・税込)。約1年前から地元での再開に向けて準備に取り組み、地元の原材料を調達し、仕込みを始めた。鈴木酒造店が地元へ戻ることは地域からも待望されていたため、地域の方へのメッセージや想いも込めて「ただいま」と名付けられた。
大豆のお菓子「純粕美珠」
道の駅の中にある酒蔵であることから、日本酒とともに手にとってもらえる商品として新たに共同開発した「純粕美珠」(200円・税別)は、鈴木酒造店の日本酒「磐城壽(いわきことぶき)」の酒粕を使用した、大豆のお菓子。サクッとした食感で、口に入れるとふんわりと酒粕が香り、上品な甘さが広がる。普段のおやつから、ちょっとしたギフトとしてもおすすめ。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(163)-食料・農業・農村基本計画(5)-2025年10月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(80)【防除学習帖】第319回2025年10月11日
-
農薬の正しい使い方(53)【今さら聞けない営農情報】第319回2025年10月11日
-
食料自給率 4年連続38%で足踏み 主食用米消費増も小麦生産減 24年度2025年10月10日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内の園芸作物で初めて確認 高知県2025年10月10日
-
【特殊報】スイカ退緑えそ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】ショウガ褐色しみ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【注意報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年10月10日
-
26%が米「買い控え」 米価上昇が家計に影響 住友生命「台所事情」アンケート2025年10月10日
-
コシヒカリ3万3000円に JA常総ひかりが概算金改定 集荷競争激化受け2025年10月10日
-
大豆の吸実性カメムシ類 甲信、東海、北九州一部地域で多発 病害虫発生予報第8号 農水省2025年10月10日
-
(456)「遅さ」の価値【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月10日
-
「いちご新規就農者研修事業」2026年度研修生、若干名を追加募集 JA全農岐阜2025年10月10日
-
10月23日に生活事業総合展示会 贈答品や暮らしを豊かにする事業を提案 JA全農いばらき2025年10月10日
-
本日10日は魚の日 岡山県産「冷凍かき」など90商品を特別価格で販売 JAタウン2025年10月10日
-
収穫が遅れた完熟の「黄かぼす 食べて応援企画」実施中 JAタウン2025年10月10日
-
国消国産の日 一斉行動日イベント「国消国産×防災」開催 JA全中2025年10月10日
-
「日産ビオパーク西本郷」と「小野田工場ビオトープ」が環境省「自然共生サイト」に認定 日産化学2025年10月10日
-
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」に出展 井関農機2025年10月10日