愛知県豊根村のソウルフード 50年間村外不出「味つけ廃鶏」でCF開始2021年4月12日
愛知県豊根村のとよね村 胡桃んちは4月5日、村民から50年間にわたって愛されてきた伝統ある商品の存続と豊根村の活性化を目的に、クラウドファンディングのMakuakeでプロジェクト「ばかうまい!村外不出の豊根村伝統のソウルフード【味つけ廃鶏】を全国のご家庭で。」を開始した。
まもなく人口が1000人を下回ろうとしている愛知県の秘境・豊根村。「味つけ廃鶏」は、誕生からおよそ50年間ほとんど村民にしか知られていなかったソウルフードで、家族5人がすべて手作業で作っている。あと何年製造し続けられるかわからない日本で唯一の味を多くの人々に知ってもらうことで、過疎化が進む豊根村を盛り上げる。
廃鶏は、卵を産み終えた親鶏のこと。まだまだ産卵もできて健康だが飼育コスト削減などの経済的理由により、「と畜・解体される=廃棄される鶏」が名前の由来で、肉質も弾力があることから出汁をとるために使われることはあっても食肉としての流通することはない。一般には馴染みのない食材だが、豊根村では昔から廃鶏を"味漬け"にして食べる文化があり、今でも重宝されている。
同店の調べでは、日常的に廃鶏を食べるのは豊根村を含む奥三河地域と沖縄県の一部しかないという。"廃鶏の味漬け"が食文化として確立されているのは奥三河地域のみで、中でも豊根村はその文化が今もなお色濃く残り、村民に親しまれている。
「味つけ廃鶏」は、胡桃んち特製のにんにくダレをしっかりと漬け込んであり、調理は薄く油を引いてさっと焼くだけ。キャベツや玉ねぎと炒めたり、一味唐辛子をかけて食べるのが豊根村流。衣を付けて唐揚げにしてもおいしい。リターンは、「味つけ廃鶏1kg」(3980円)と「味つけ廃鶏&味つけ若鶏1kgセット」(3980円)の他、160g食べ比べラッピングパックやギフトボックスなどを用意している。
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