山形県上山市の凍霜被害さくらんぼ農家を支援「きふと、」活用開始 ふるさとチョイス2021年7月29日
山形県上山市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクは7月28日、東北地方を4月に襲った凍霜害の被害を受けた市内のさくらんぼ農家のため、思いやり型返礼品プロジェクト「きふと、」を活用した支援を開始した。
凍霜害被害にあった上山市内の「さくらんぼ」
取り組みでは、2019年2月に群馬県前橋市、岩手県北上市、トラストバンクの3者で始めた「思いやり型返礼品」を紹介するプロジェクト「きふと、」を活用し、凍霜害によりさくらんぼの収穫ができなくなった農家支援の寄付を募る。
上山市では、4月の凍霜害により、雌しべの大半が枯死し、さくらんぼ農家によっては100本近い樹から数粒しか収穫ができないなど甚大な被害が出た。「きふと、」は、お礼の品を選べる新しい社会貢献のかたちとして、自分のためではなく誰かの役に立つお礼の品を紹介。上山市の取り組みでは「災害復旧支援型」を採用し、寄付に対するお礼の品はなく、寄付金のうちお礼の品相当分が対象の事業者・生産者の災害復旧支援金に充てられ、残りは、自治体が産業振興分野(農林施策)に活用する。
寄付者は、上山市のページで「思いやり型返礼品(災害復旧支援型)」の品を選んで寄付することで、被害にあったさくらんぼ農家を直接支援できる。寄付金額は1万円から。寄付の対象となる生産者は、さくらんぼをはじめ、ラ・フランスや柿など、幅広い果物を栽培している「遠藤果樹園」、上山発祥品種の大将錦を中心に、さくらんぼメインを栽培する「さくらんぼ大将」、さくらんぼをはじめ、スモモや桃にスイカ、柿など様々な果物を栽培する「くるまや農園」で、対象の生産者は随時追加予定。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日