切り花の市場規模 2028年に490億7409万米ドル到達予測2021年8月18日
株式会社グローバルインフォメーションは8月12日、市場調査レポート「切り花の世界市場:将来予測 (2028年まで)、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響、花の種類別・用途別・流通チャネル別の分析」(The Insight Partners)の販売を開始した。
切り花の市場規模は、2019年の343億4723万米ドルから、2028年には490億7409万米ドルに達し、2020年から2028年にかけて4.3%の年平均成長率(CAGR)で成長することが見込まれている。
切り花は、植物から切り取った花や花芽のことで、通常、装飾用に使われる。園芸家の多くは自分の庭で切り花を収穫するが、世界各国で切り花専用の花卉産業がある。切り花の原料となる植物は、気候や文化、地域の富裕度によって異なる。
新型コロナウイルスの影響は、政府によるロックダウン、渡航禁止、事業停止などにより、経済や産業に影響を与え、消費財、園芸、花卉などの主要産業は、サプライチェーンが寸断されるという深刻な事態に陥った。北米、欧州、アジア太平洋、南米、中東・アフリカなどの主要地域で輸送が禁止されたことで、サプライチェーンに影響が及び、商品の配送スケジュールや販売に悪影響を及ぼしている。
切り花がもたらす健康効果が市場の成長を後押し
切り花には、健康上のメリットがあるため、薬用としても使われる。例えば、菊は血圧を下げ、めまいや不眠症を治す効果があり、ポットマリーゴールドは、炎症を起こした皮膚の治療薬として使われ、感染症の拡大を防ぐ効果もある。パープルコーンフラワーは、免疫系を刺激して、ウイルスや細菌感染に対する身体の抵抗力を高める。ラベンダーの香りは、神経系を落ち着かせ、筋肉の緊張を緩和し、防腐剤として働く。さらに、新鮮な花の香りは、不眠症、睡眠パターンの乱れ、眠気などの救済策として考えられている。
花の種類に関する考察
切り花市場は、花の種類によって、バラ、カーネーション、リリウム、キク・ガーベラ、その他に分けられる。2019年の市場では、バラのセグメントが最大のシェアを占めた。今後は、その他のセグメントも高いCAGRで成長すると予想されている。バラには、コンパクトなミニバラから、高さが7メートルにも達するクライマーまで、さまざまな種類があり、異なる種は容易に交配するため、多種多様なガーデンローズが開発されている。バラの切り花は、農家にとって収益性の高い作物。花の品種を選ぶことは、商業的な花卉栽培において重要な手段となる。
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