食の安全へ JGAP・ASIAGAP認証取得農場向け 専用保険制度を提供開始2022年1月17日
日本GAP協会、損保ジャパンとウィズアイは共同で、JGAP・ASIAGAP 認証取得農場向けの専用保険制度を発足し、2月から提供を開始。「食の安全」の確保や持続可能な農業に向けて、農場の事業継続をサポートする。
GAP協会は、日本のスタンダードとなるGAP認証の構築と普及に向けて、農業関連事業者に対しさまざまな取組みを行っている。食の安全性へのニーズの高まりや食のグローバル化、持続可能な農業につながる取組みとして、GAP認証取得農場数は年々増加しており、2021年3月末で約7500農場にのぼる。
一方、事業の拡大や多角化を図る経営が増加するなど、日本の農業をめぐる状況が変化する中、農業経営に伴うリスクも多様化。農作業中の事故は依然として多く、労働安全管理の強化についても、対策の重要性が問われている。そこで、三社は専用の保険制度とし、有事の際に農場の経営を守り、事業の継続をサポートするため、認証農産物に限らず全事業を補償する賠償責任補償と、全従業員を守る労働災害補償をセットした補償プランを提供する。
賠償責任補償は、農産・畜産を含む全ての事業を包括的に補償。新たに開始した事業も自動的に補償の対象となる。また、業務過誤賠償責任補償をセットし、生産物の瑕疵による(身体障害や財物損壊を伴わない)第三者の経済損失に対する賠償責任も補償する。
一方、労働災害補償は、正規従業員・臨時雇い(パート・アルバイト)のいずれも補償の対象とし、農繁期や農閑期に雇用人数が変動してもその都度申告する必要はない。なお、JGAP/ASIAGAP 認証取得済み農場は、厳しい生産工程管理をクリアしている実績をふまえ「オリジナル割引」を適用し、一般で加入するよりも割安な設計内容とした。
同制度は、保険契約者をGAP協会、加入者を認証取得農場とし、取扱代理店ウィズアイを通じて全国の認証取得農場へ案内し、損保ジャパンで引き受ける。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】荏原実業(3月27日付)2025年2月19日
-
地域農業維持 小さな農家支援や雇用が重要 食農審北陸ブロック 意見交換会2025年2月19日
-
農政変えるのは今 3・30トラクターデモを共に 令和の百姓一揆実行委・院内集会での現場報告から2025年2月19日
-
人がキツネになる前に 山形の米農家・菅野芳秀さん 「令和の百姓一揆」院内集会の発言から2025年2月19日
-
米の相対取引価格 過去最高を更新 60kg2万5927円 1月2025年2月19日
-
【地域を診る】地域の未来をつくる投資とは 公共性のチェック必要 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年2月19日
-
農林中金 奥理事長退任へ2025年2月19日
-
稲作農業が継続できる道【小松泰信・地方の眼力】2025年2月19日
-
荒茶の生産量 鹿児島がトップに 2024年産2025年2月19日
-
卓球アジアカップ出場の日本代表選手を「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年2月19日
-
香港向け家きん由来製品 愛媛県、鹿児島、宮崎県からの輸出再開 農水省2025年2月19日
-
FC岐阜との協業でぎふの米の食育授業とサッカー教室 ぎふの米ブランド委員会(1)2025年2月19日
-
FC岐阜との協業でぎふの米の食育授業とサッカー教室 ぎふの米ブランド委員会(2)2025年2月19日
-
BASFとNEWGREEN 水稲栽培のカーボンファーミングプログラム共同プロジェクトで提携2025年2月19日
-
デジタル資産問題【消費者の目・花ちゃん】2025年2月19日
-
トラクタ体験乗車など「Farm Love with ファーマーズ&キッズフェスタ2025」に出展 井関農機2025年2月19日
-
野菜本来の味を生かした「国産野菜100%の野菜ジュース」3種を新発売 無印良品2025年2月19日
-
土壌データ見える化を手軽に「らくらく実りくんスマホ版」新発売 横山商会2025年2月19日
-
水田の中干し期間延長 J-クレジット創出方法を学ぶ勉強会開催 Green Carbon2025年2月19日
-
旬の味覚「長崎いちご」発信 特別展示「FOOD DESTINATION PORT」開催 長崎県2025年2月19日