青果物をリアルタイムに販促「Fresus」β版 事前登録開始 DATAFLUCT2022年5月13日
データサイエンスで企業と社会の課題を解決する株式会社DATAFLUCTは、青果物の生産・流通・販売に関するデータを統合し、小売バイヤー業務を最適化する「Fresus(フレサス)」β版の事前登録を5月11日から開始した。
同サービスは、各市場での青果物の現在価格の可視化や、生産量や天候などさまざまなデータを基にした将来価格を予測。属人的な要素が多く、ロスや機会損失が発生している青果物のサプライチェーンをデータによって最適化する。
同社は、画像や動画、音声、文書などの異なる様式のデータを統合的に処理するマルチモーダルデータ活用を得意とし、2020年10月には、東京都が募集した「『ICT等を活用した先進的な食品ロス削減』に向けた新たなビジネスモデル事業」に採択されるなど、食品流通の領域でのデータ活用にも実績がある。
こうしたデータと技術を基に開発した「Fresus」は、これまで難しいとされてきた青果物のサプライチェーンに関するデータを統合し、天候などの外部データも活用して将来の価格をAIで予測するサービス。また、現在はバイヤー自身が市場に連絡を取ったり、各市場のWebサイトなどで確認している青果物の価格をダッシュボード上で確認・比較することも可能となる。価格を調べたい/予測したい青果物を選択し、日付や市場を選択するシンプルな操作で情報を表示でき、専門的な知識がない方でもデータに基づく仕入れを計画できる。
また、各市場の価格を比較したり、昨年の同時期の価格と比較することもでき「この価格が割安かどうか」などの仕入れの意思決定をデータドリブンに行える。担当する市場や青果物の設定を保存する機能や、指定の価格になった際にお知らせするアラート機能なども備え、仕入れ業務の効率化を支援する。
価格変動の激しい青果物は、店舗側では臨機応変な販促ができないという課題があるが、同サービスでは、青果物の需要予測と、店舗での仕入実績などのデータを活用したダイナミックプライシングが可能。この機能と、店頭の電子棚札や店舗が活用している会員向けサービスを連携することで、最新のデータに基づく販促を行い、スポット特売品として販売機会を創出する。「Fresus」は、今回のβ版で得られるフィードバックをベースに、機能を順次アップデートする予定。
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