日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN」事業「JAアクセラレーター第4期」に採択 Agnavi2022年5月26日
株式会社Agnavi(神奈川県茅ケ崎市)は、JAグループが公募したオープンイノベーションプログラム「JAアクセラレーター第4期」に採択。5月24日に開かれた最終選考会で、1合180mLの日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN」を発表し、優秀賞を受賞した。
日本酒の充填サービスと、卸・小売りを行う「ICHI-GO-CAN」は、"小容量・オシャレ・持ち運び便利"を実現した1合180mLで缶入りの日本酒。全国の地酒を取りまとめ、蔵の大きさに依存しない地方の酒蔵の魅力を発信し、日本酒の消費拡大をめざしている。
日本酒の容器には、4合瓶や1升瓶、紙パックなどがあるが、缶の種類は極端に少なく、日本酒市場全体の3%程度。その理由は、ビールと異なり中小の酒蔵が多い業界で、設備と慣習の問題から導入が進まなかったためだ。一方、缶はビール業界では7割近く、世界のアルコール市場150兆円の5割に缶利用が進んでいる。日本酒にもライフスタイルに合う容器の選択肢が求められる中、同社はアクセレーターへの参加を通じて、「ICHI-GO-CAN」の認知度向上と販路拡大をめざしている。
JAアクセラレーターは、JAグループが運営するオープンイノベーションプログラム。2019年から2021年の3期を通じて計24企業を採択し、JAグループやJAグループ各団体の取引先等と連携した製品やサービスの実証実験、農業関連メディアを通じたビジネスの宣伝など、JAグループのアセットを活用したプログラムを実施してきた。
第4回は、「食と農、くらしの未来を共創する」をテーマに、「食・農・金融・くらし・地方創生・SDGs」に関わる社会課題の解決に取り組む起業家や事業家を募集したところ、179社の応募があり、最終選考を経て、9社が優秀賞に選ばれた。各スタートアップ企業は今後約5か月間のプログラム期間中に、JAグループ職員による伴走を受けながら、JAグループのアセットやAgVenture Labの施設などを活用して実証実験を行い、ビジネスプランをブラッシュアップしていく。また、プログラム期間中の実証実験の実施にあたって、最大100万円の実証実験費用補助も実施され、スタートアップ企業の成長の加速をサポートされる。
重要な記事
最新の記事
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
インドネシア・ジャワ島のブラックタイガーエビ養殖業がASC認証を取得 日本生協連2024年4月19日
-
2023年度ペースト生育試験結果「食味収量は良好」「身体的負担軽減」三菱マヒンドラ2024年4月19日
-
「長崎県産ハウスびわフェア」直営飲食店舗で19日から開催 JA全農2024年4月19日
-
「みのる食堂アミュプラザ熊本店」開業3周年記念で特別メニュー提供 JA全農2024年4月19日
-
「ハッピーターン」の 粉だけ当たる「幸福の日 粉うま祭りキャンペーン」開催 亀田製菓2024年4月19日
-
「CO・OP共済 子ども・学生未来応援プロジェクト」実施 2団体へ542万円を寄付2024年4月19日
-
「AFJ日本農業経営大学校 イノベーター養成アカデミー」第一期生が入学2024年4月19日
-
たまねぎべと病 近畿、中国、四国で多発のおそれ 令和6年度病害虫発生予報第1号 農水省2024年4月18日
-
春メロン4億円の販売を目指す JAくま2024年4月18日
-
安全性検査をクリアの農業機械 農用トラクターなど1機種25型式を公表 農研機構2024年4月18日
-
JAグループのガソリンスタンドに急速充電器「DMM EV CHARGE」導入2024年4月18日
-
【スマート農業の風】(3)データ駆動型農業へ転換しよう2024年4月18日
-
入会牧野【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第287回2024年4月18日
-
チューリップ切り花が復活の兆し【花づくりの現場から 宇田明】第33回2024年4月18日
-
4月1日新事務所移転 緑の安全推進協会2024年4月18日
-
東京農大と共同研究 良食味米「コシヒカリ」で低糖質米を実現 栽培手法を確立 ジェイフロンティア2024年4月18日
-
Oisix「おいしくアップサイクル ふぞろいキウイチップス」など3種発売2024年4月18日
-
「飯縄山」からの伏流水で育つ米と玄米の直売市開催 長野県飯綱町2024年4月18日