「どろん田バレーボール大会」が4年ぶりに復活 共創メンバーを募集2022年6月21日
「復活!どろん田バレープロジェクト実行委員会」(長野県上伊那郡辰野町)は7月24日、辰野町川島地区の名物イベント「どろん田バレーボール」を、「復活!どろん田バレーボール」として2018年以来4年ぶりに開催。同イベントを共に盛り上げる参加チームである"共創メンバー"を募集している。
過去の大会の様子
"共創メンバー"はイベント参加者であると同時に、田んぼコートの準備や運営も地域住民と一緒に手伝うメンバー。同委員会は、より地域との深い交流を体験しながら、"初めて来たはずの里山が気付けば第二のふるさとになっている"ような場になることをめざしている。
「どろん田バレー」の始まりは、およそ25年前。米の生産量を減らす、国の減反政策により、川島地区だけでなく全国に休耕田ができてしまうことから「この休耕田をどうにか活用できないか?」と川島の米農家たちが考えていたところ、当時流行っていたビーチバレーに注目。「おれたちには田んぼがある」と、田んぼでバレーボールイベントを開いてみたところ、その奇抜さや楽しさで想像以上に盛り上がった。その面白さは口コミで広がり、いつしか数百人が参加する一大田んぼイベントに発展。最盛期には全国各地から約800人の参加者が集まる夏の風物詩となったが、運営組織の高齢化により、2018年に閉幕した。
2021年、長野県の関係人口創出事業「信州つなぐラボ」を通じて、川島地区との接点を持った都市部社会人メンバーが、川島地区の住民と川島の魅力について対話を重ねるなかで、地域住民の方々から「地域の活性化、若い人たちにこの里に足を運んでもらうためにも、どろん田バレーをもう一度復活させてほしい」という希望があることがわかった。
新たな「どろん田バレー」では、地域住民だけでは維持が難しい運営に、新たに川島地区と接点を持った関係人口が加わることで、従来のバレーボール大会を中心とした交流イベントから、より地域の外と内が溶け合うイベントをめざす。また、地域おこし協力隊、移住者、都市部に住む辰野町に魅せられた関係人口チームの三者が、地域住民と一緒になって復活にチャレンジする。
今大会では、「参加者共創型」をテーマ。過去の大会は、地元住民のおもてなしによって高い満足度を得ていたが、地元の負担も大きく、それが休止の原因にもなった。楽しく続くイベントにしてするため、参加者の力も借りながら、運営と参加者の区分けをせずに、みんなで共創することで、持続可能なイベントにしていこうと考えている。
イベントの準備から後片付けまで参加者と運営が一緒に行う過程で、関係性が築かれ、地域を自分ごととして体験。いつしかはじめてきた川島が自分にとっての第二のふるさとになっている。そんなサステナブルツーリズムの形をどろん田バレーボールから模索していく。
開催スケジュール
<開催概要>
■7月23日 前日準備
13:30 集合/16:00頃 終了予定
※参加者は前日準備も協力を
■7月24日 どろん田バレー大会
8:30 受付開始
9:00 開会式
9:30 試合開始
14:00 閉会式
※参加者全員で片付け
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