【注意報】野菜類・花き類にチョウ目害虫 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年11月6日
埼玉県病害虫防除所は、野菜類・花き類にチョウ目害虫(ハスモンヨトウ、オオタバコガ、シロイチモジヨトウ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、10月27日に令和7年度病害虫発生予察注意報第9号を発表した。
埼玉県病害虫防除所によると、病害虫防除所が県内に設置しているフェロモントラップへの、ハスモンヨトウ、オオタバコガおよびシロイチモジヨトウの雄成虫誘殺数が複数の地点で多く、多発生であった昨年をも上回る誘殺が確認されている地点がある(図)。
図:雄成虫の誘殺消長(上段:ハスモンヨトウ、中段:オオタバコガ、下段:シロイチモジヨトウ)
気象庁が10月23日に発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高い予想。現在多発しているこれら害虫の活動が継続し、発生終息は遅くなることが予想される。
ナス、ブロッコリー、ネギなどの露地野菜や花きにおいて幼虫による食害が広く確認されている(写真1~6)。また、イチゴやトマトなどの施設野菜や、施設栽培および雨よけハウス栽培の花き類でも被害が懸念される。
(提供:埼玉県病害虫防除所)
(提供:埼玉県病害虫防除所)
(提供:埼玉県病害虫防除所)
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)早期発見に努め、卵や孵化直後の若齢幼虫を見つけたら速やかに薬剤散布を行う。ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウでは、卵塊や若齢幼虫の集団を見つけたら直ちに除去し、ほ場外で適切に処分する
(2)幼虫が作物の内部に食入すると薬剤の効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
(3)老齢幼虫に対しては薬剤の効果が低下するため、薬剤散布は若齢幼虫のうちに実施する。また、抵抗性害虫の発生を避けるため、作用機構が同じ薬剤の連用を避ける(表1~3)。
(提供:埼玉県病害虫防除所)
(4)ほ場周辺の広葉雑草は発生源となるため(写真7・8)除草を徹底し、ほ場衛生に努める。
(5)施設内への侵入を防ぐため、出入口や天窓、側窓等の開口部に防虫ネットを展張するとともに、既に展張済の場合は破れ等の破損が無いか点検する。
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