長野県立大と食用コオロギ研究で産学連携 長野の"昆虫食文化"を後押し クリケットファーム2022年7月6日
長野県でコオロギの養殖事業を展開するクリケットファームは7月4日、長野県立大学と食用コオロギについて産学連携で共同研究を開始することを発表した。
長野県では古くから食文化として昆虫食が根付いている。イナゴ、ざざむし、蜂の子、蚕のさなぎなどが貴重なタンパク源として食されてきたが、高齢化による捕り手不足などが原因で伝統文化である昆虫食の継承が危ぶまれている。食べたくてもなかなか入手しにくく、地元の若者が昆虫食の味を知って継いでいく機会も減ってきている。
こうした背景を受け、共同研究では、コオロギの加工品の作成や、風味・香りの改善について研究することで、コオロギが持つ新たな一面を見出し、価値・ブランドの向上に貢献。長野県の伝統である昆虫食を次の世代に継承するためにも、「やっぱり長野がやらなくちゃ」という思いから、高い意義をもって研究に取り組む。同研究では、食用コオロギの加工とその二次機能性の改良というテーマのもと、「食用コオロギの加工(調味料化)に関する研究」と、「食用コオロギの二次機能性(味や匂い)に関する研究」を実施する。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日