トマトの病原菌の感染指標に 植物体内成分の非破壊検出に成功 山形大学2022年9月15日
山形大学学術研究院の長峯邦明准教授と岩佐繁之プロジェクト研究員、農研機構の小原裕三上級研究員らのグループは、青枯病菌に感染したトマトの葉の中に生成される抗酸化物質(抗菌物質)を、葉に貼った寒天ハイドロゲルに染み出させ、UV光を照射することにより蛍光検出することに成功した。
この成功は、ヒトの汗成分をいつでも検出可能にするために山形大学が独自に開発した技術を植物にも応用したことによる成果。従来のELISAやPCR等による病害診断は、発病後に葉や茎、根などを採集し、粉砕するなどの煩雑な前処理が必要だが、同手法は、発病前に植物体を採集・粉砕することなく、非破壊的に病原菌の感染を検出できる可能性がある。同手法を基盤として、現在、生物系特定産業技術研究支援センターの イノベーション創出強化研究推進事業において、発病前に病原菌の感染を検出する新規病害診断技術の開発・実用化を目指している。
同成果は8月10日、Nature Publishing Groupの電子版科学誌『Scientific Reports』にオンライン版で公表された。
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