戸田建設と資本業務提携 営農型発電事業で脱炭素社会実現へ ノータスソーラージャパン2023年4月10日
営農型太陽光発電の企画・コンサルティング・架台システムを提供するノータスソーラージャパンは、営農型発電事業を通して、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進める戸田建設と、資本業務提携に関する契約を締結した。
太陽光発電設備の設置に適した土地が徐々に減少するなか、437万2000ヘクタールの耕地面積を有効に活用した営農型太陽光発電は、再生可能エネルギーによる脱炭素への取組みを推進するとともに、農業と地域の活性化につながる取り組みとして注目されている。
ノータスソーラーシステム
ノータスソーラージャパンは、農地上空に太陽光発電設備を設置し、農作物を栽培しながら、再生可能エネルギーの発電を両立させる営農型太陽光発電事業を展開。イタリアのREMTEC社が国際特許を持つ3次元追尾太陽光発電技術「アグロボルタイコ」の国内独占展開権を取得し、日本の農業に最適化した「ノータスソーラーシステム」を設計・提供している。
ノータスソーラージャパンが、戸田建設とともに全国で開発・建設する営農型太陽光発電所は、地域の農業関係者と一丸となって運営される。日本の農業や地域の活性化につなげるとともに、自治体・民間企業などに、様々な接続方法で"追加性"を持った再生可能エネルギーを供給する。
ノータスソーラージャパンが提供する「ノータスソーラーシステム」に組み込まれている太陽光発電技術「アグロボルタイコ」は、広い営農空間を確保できる。また、可動式の太陽光パネルを任意に動かすことによる遮光をコントロールする機能があるため、ソーラーシェアリングの取り組みで懸念が多い太陽光パネルによる農作物栽培への影響を抑えられる。
スキーム図
さらに、太陽光を3次元で追尾するプログラムにより、高い発電効率を実現。強風や積雪等の災害時には自動的に太陽光パネルのポジションを変更させることで、破損等による被害を防ぐことができる。
今後は、全国の自治体・民間企業などに向けてソーラーシェアリングの利活用を提案し、2030年までに400ヘクタールの農地に合計200MWの「ノータスソーラーシステム」を設置。年間3億kWh以上の発電を目指す。
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