「第10回 東日本大震災・復興まつり~ともに生きよう!2023」開催 生活クラブ神奈川2023年11月24日
生活クラブ生活協同組合神奈川は11月18日、「第10回東日本大震災復興まつり~ともに生きよう!2023」をみなとみらい臨港パーク(横浜市西区)で開催。約5000人がみなとみらいに集まり、東北の生産者など66団体が出店した。
わかめをステージ上から子どもたちにプレゼントする「わかめまき」
同イベントは、東日本大震災から12年が経過する中、「震災を忘れない」という思いと復興に向けて前進する人々の気持ちに寄り添い、震災を風化させないために開かれ、今年で10回目の開催。東北の生活クラブの提携生産者や関連団体など計66団体がブースを出店した。昨年度はコロナ禍で人数制限をした開催だったが、今回は生活クラブの組合員、地域の人々など約5000人が集合。被災地からのおいしい物産品とともに集まった人々と交流し、つながりを深めた。出展団体の売り上げの一部を寄付し、被災地支援に活用される。
会場では例年人気の、わかめをステージ上から子どもたちにプレゼントする「わかめまき」を実施。また、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県の重茂漁協の協力で、復興への思いをわかめとともに来場者に届けた。また、家庭で余っている食品を持参して寄付できる「フードドライブ」を開催。約100点が集まり、フードバンク神奈川を通して県内の困窮家庭や施設に届けられる。

会場の中央に設置したステージでは、東北の生産者・被災地からのメッセージを発信。3.11を機に立ち上げられたアカペラ団体『Always With Smile』が子どもから大人まで楽しめる名曲を熱唱したほか、障がいのある人とダンスをパフォーマンスする『スタジオきのこ』が会場の子どもたちと即興ダンスで盛り上がった。さらに、ウクライナの民族楽器バンドゥ-ラを演奏するカテリーナさんがウクライナ侵攻や原発で故郷に帰れない人々を思って歌った。
一方、生活クラブの全国の生産者や生活クラブ関連団体、被災地支援団体など特色あふれるブースを出展。宮城県東松島市の生産者・高橋徳治商店のおでんや、宮城県南三陸町の生産者・丸壽阿部商店の蒸し牡蠣、秋田県にかほ市の生産者・伊藤製麺所のタラーメンなどし、多くの来場者でにぎわった。
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