移動スーパーとくし丸 能登半島地震被災地で救援物品を無償配布2024年1月11日
オイシックス・ラ・大地の連結子会社で、「移動スーパーとくし丸」を運営する株式会社とくし丸は石川県珠洲市や経済産業省と連携し、能登半島地震による被害の大きい石川県能登半島で移動スーパーとくし丸を通じた救援物品の無償配布を1月7日から開始。現在2台の車両で運用しており、10日からは、3台で運用。今後は要望に応じて順次訪問先を変更していく。
能登半島の被災地を走行する「とくし丸」(1月7日)
とくし丸は、買い物が困難な高齢者を中心に、食品や日用品を販売する移動スーパー事業を全国展開。現在は141社のスーパーと提携し、1164台稼働している。「令和6年能登半島地震」に伴い、自治体等と連携し、1月7日は、とくし丸の提携スーパーであるアルビス羽咋宝達志水店、アルビス柳町店などで物品を購入し、避難所や住宅街で救援物品を無償配布した。
輪島中学校には、乾電池1200本、老眼鏡10本、みかん7袋、イチゴ6パック、バナナ15房、巻き寿司や揚げ物などの総菜200点を配布。また、ふれあい健康センターへは、トイレットペーパー80ロール、ガソリン40リットル、歯磨き粉、歯ブラシ、ロープを配布。いずれも食料品や水は届いており、爪切りやタオルなど衛生・入浴用品が不足している状態だった。
住宅街では、避難所で残った品物の無償配布をスピーカーで知らせながら走行したところ、避難所に行っていないため食料が不足している人に配ることができた。全壊している家屋の傍にも自宅に残る人が一定数おり、住宅街においても買い物に行けず物品調達が困難な状況であることが分かった。
また、1月8日の救援では、とくし丸の提携スーパーであるアルビス羽咋宝達志水店や地元ホームセンターで物品を購入し、珠洲市の避難所で救援物品を無償配布。避難所になっている珠洲市立飯田小学校で惣菜、青果、パン、日配、ハム・ソーセージ、チーズなど食料品約10万円分を配った。また、珠洲市立宝立小中学校では、電池100本、タオル100枚、靴下100足、オムツ、生理用品と食料品約1万円分を配布。生鮮品の物品は少ないため、どこも歓迎ムードで「生鮮品を食べられたのがお正月以来だったから嬉しい」という声もあった。配布にあたっては、通常時のとくし丸の積み込みにラインナップに近付けた品揃えにしたところ、「漬物や練製品など配給物品には無い」と喜ばれた。
珠洲市避難所で無償配布(1月8日)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日 -
タイミーと業務提携契約締結 生産現場の労働力不足の解消へ 雨風太陽2025年11月7日 -
スマート農業分野の灌水制御技術 デンソーと共同で検証開始 ディーピーティー2025年11月7日 -
コクと酸味引き立つ「無限エビ 海老マヨネーズ風味」期間限定で新発売 亀田製菓2025年11月7日


































