2023年外食・中食市場動向 売上は前年比13%増 客単価は同8%増2024年2月7日
外食・中食市場情報サービス「CREST」を提供するエヌピーディー・ジャパンは2月6日、外食・中食市場2023年計の動向分析レポートを公表した。

同レポートによると、2023年計の外食・中食市場の売上は、前年比13%増。値上げの影響で、客単価が8%増と大きく上昇したことが寄与した。食機会数(客数)は、同4%増。外食、中食別にみると、外食は、売上同20%増、食機会数同10%増、客単価同9%増だった。中食は、売上同5%増、食機会数同1%増、客単価同4%増。
この結果に、同社フードサービスシニアアナリストの東さやか氏は「2023年計では、値上げの影響が大きく、客単価が上昇したことで、外食・中食の売上は前年比で大きく伸びた。一方、食機会数の増加率はあまり高くなく、2019年の水準に及んでおらず、中食でも同様だった」とコメント。また、「コロナ禍を経て、消費者の生活は変化して定着した様式も多く、コロナ前と同じ状況に戻ることはもうないと言える。4年の間に世代も変わり、コロナ禍で外食や社会交流が制限された中で学生時代を過ごした人の生活は、コロナ前の20代とは異なっている。今こそ、新たに社会の変化をとらえ直し、消費者のニーズを明らかにすることが必須」としている。
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