サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日
サラダクラブは4月19日、契約産地を表彰する「Grower of Salad Club 2024(グロワー・オブ・サラダクラブ 2024)」を霞山会館(千代田区)で開催。全国約400の契約産地の中から8産地を「最優秀賞」として表彰した。
最優秀賞に選ばれた産地の受賞者とサラダクラブの金子代表取締役社長(後列左)など
「Grower of Salad Club」は、サラダクラブが日頃お世話になっている生産者へ、感謝の想いを伝えることを目的に2017年から毎年実施。8回目となる今回は、全国に約400ある契約産地の中から8産地を「最優秀賞」、16産地を「優秀賞」、2産地を「特別賞」として表彰した。
サラダクラブは、生産者との顔が見える関係を基本に、「契約取引」で原料を調達。トレーサビリティの確保された原料を一定価格で安定的に調達できる同社側のメリットのほか、生産者にとっては、計画を立てやすいため経営の安定化や戦略的な投資を図ることができるというメリットがある。
また、直営工場では、主要原料(キャベツ、レタス、ロメインレタス、サニーレタス、グリーンリーフレタス)において、工場や人によって評価にブレがないよう、野菜毎に明確な評価基準を設けて品位の評価し、原料の安定調達や品質向上に活かしている。
「Grower of Salad Club 2024」では、主要原料を対象品目とし、昨年度(2022年12月~2023年11月)の期間中、工場からの評価点が最も高かった産地を「最優秀賞」、次点の産地を「優秀賞」に選定。「特別賞」には、地域限定商品に使用する野菜(原料)を供給する産地を選定した。
また、今回『生産者の皆様とより良い関係を築くために~今後の取り組みについて~』と題し、同社専務取締役の小林慶一郎氏が原資材本部本部長着任の挨拶と今後の方針について説明した。Grower of Salad Clubについて小林氏は、「サラダクラブを育てていただいた生産者の方々との長きにわたる取り組みの成果だと感じている」と述べた。また、着任後に各地の契約産地を訪れるなかで、「円安による各資材のコストの上昇や物流の問題、農業就業者の減少の懸念など、生産者を取り巻く環境が厳しくなっていることを感じる」と話した。
さらに、「超高齢化社会へ向かうなかでパッケージサラダはこれからも需要が伸びると予想している。サラダクラブとしては、これまで受け入れていない原料を活用したり、新しい野菜栽培を希望する生産者にはその支援をする、あるいは産地の拡大を支援するなど、生産者の方々と共に未来を考え、生産者の方の困りごとを一緒に解決したい。そして、野菜の価値を上げていきたいと考えている。そのために、サラダクラブの商品価値を上げて、消費者の野菜摂取を促し、野菜の美味しさを商品を通して伝えていきたい」と話した。
◎最優秀賞受賞産地
産地名:有限会社嬬恋オーアンドエフ(岩手県)
対象品目:キャベツ
産地名:静地区出荷組合(茨城県)
対象品目:レタス類
産地名:農事組合法人四季菜くらぶ(茨城県)
対象品目:レタス類
産地名:JA川上そ菜販売(長野県)
対象品目:レタス類
産地名:豊橋農協てつコン倶楽部(愛知県)
対象品目:キャベツ
産地名:株式会社カサイ(徳島県)
対象品目:レタス類
産地名:青空株式会社(岡山県)
対象品目:レタス類
産地名:株式会社指宿やさいの王国(鹿児島県)
対象品目:レタス類
◎優秀賞受賞産地
産地名:帯広市川西農業協同組合
対象品目:キャベツ
産地名:しかりべつ高原野菜出荷組合
対象品目:キャベツ
産地名:有限会社油
対象品目:キャベツ
産地名:JA佐久浅間伍賀野菜部会
対象品目:レタス類
産地名:有限会社イズミ農園
対象品目:レタス類
産地名:有限会社ハヤシ
対象品目:レタス類
産地名:株式会社青空農園
対象品目:レタス類
産地名:株式会社鈴生
対象品目:レタス類
産地名:とぴあ浜松農業協同組合
対象品目:キャベツ・レタス類
産地名:TOPHAT
対象品目:レタス類
産地名:株式会社JAアグリ島根
対象品目:キャベツ
産地名:JAひろしま 甲奴郡加工用野菜部会
対象品目:キャベツ
産地名:大刀洗出荷組合
対象品目:レタス類
産地名:有限会社松山青果
対象品目:レタス類
産地名:株式会社フレッシュダイレクト
対象品目:キャベツ
産地名:株式会社鹿児島ヤマダイ
対象品目:キャベツ・レタス類
◎特別賞受賞産地
産地名:嬬恋村農業協同組合(群馬県)
選定理由:嬬恋高原キャベツを使用した地域限定商品「ミックスサラダ スーパービッグ」への原料の安定供給。
産地名:有限会社新家青果(兵庫県)
選定理由:淡路島産玉ねぎを使用した地域限定商品「玉ねぎミックスサラダ」への原料の安定供給。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































