東京農大と連携協定 バイオサイエンス分野で活躍する女性を育成 跡見学園中高2024年9月13日
跡見学園中学校高等学校は8月29日、東京農業大学と高大連携協定を締結した。東京都世田谷区にキャンパスのある「生命科学部」と「応用生物科学部」との間で2027年までの3年間、教育活動での継続した連携を図る。同校が大学と教育連携において協定を結ぶのは東京農大が初めて。
連携協定を締結した跡見学園中学校高等学校の松井真佐美学校長(左から4人目)と
東京農業大学の坂田洋一生命科学部長(同6人目)
跡見学園と東京農大は2022年から交流が始まり、中学、高校生を対象とした大学キャンパス説明会の開催や、生命科学部の教授陣を招いて実施する生物や化学の実験教室など、同大教職員の指導や対応を受けてきた。連携協定の締結により、教育面での連携をさらに深め、バイオサイエンス分野に進む生徒の育成を図る。また、農学・生命科学の先端研究に触れることで、生徒たちの学習意欲向上と、進路選択に活かされることが期待される。
8月29日の締結式には、東京農大の坂田洋一生命科学部長、山本祐司応用生物科学部長が出席し、同校の松井真佐美学校長と協定書に署名。締結を受けて松井学校長は「これまでの出張授業(実験)にも生徒たちは積極的に参加してきた。今回の高大連携により、さらに生命現象や環境問題、生物の仕組みなどに関心を持ち、視野を広げてもらいたい」と期待を述べた。
今後は、生徒や保護者を対象とした東京農業大学の教員による「出張生命農学セミナー」や「出張実験講座」の実施、科学部の研究内容に関する助言指導を実施。また、同校の高校生が生命科学部と応用生物科学部の研究室に入り、大学生と数日間の研究体験をする「ラボラトリーインターンシップ」にも取り組む予定。
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