漁業・加工・消費が協力 南房総で41人が海岸清掃 パルシステム連合会2024年11月14日
パルシステム連合会は11月7日、千葉県南房総市の海岸で、漁協、メーカー、消費者など41人が参加し、海岸の清掃活動ビーチクリーンを実施。海岸に散乱するごみを収集・分別し、海の生態系や自然環境、生活に及ぼす影響についてあらためて考えた。

7日に千葉県南房総市の海岸で行われたビーチクリーンの参加者
清掃活動は、千葉県南房総市の瀬戸浜海岸から南千倉海岸にかけて実施。パルシステムの役職員と千葉県漁業協同組合連合会をはじめとする生産者や、「パルシステム協力会」からメーカー関係者、「パルシステム環境委員会」で活動する利用者、役職員など計41人が参加し、プラスチックをはじめとするごみを拾い集めた。
参加者はゴールの南千倉海岸をめざしながら、約90分かけてごみを拾い集めた。清掃活動終了後には、千葉県漁連と職員が協力してごみを分別。ビン・缶・ペットボトルやズボン、靴などの衣料品、さらには蛍光灯まで収集され、砂浜まで流れ着くごみの現状を目の当たりにした。
砂に紛れてしまい拾いきれないマイクロプラスチックになる手前のごみも多く、参加者からは「遠くからはきれいな海岸に見えたが、よく見ると細かいプラスチックが散らばっていて驚いた」「1人ひとりの意識・行動を見直すきっかけにしたい」などの感想が寄せられた。
また、千葉県漁連の職員は、水産資源の持続的利用や漁場環境の保全への実践事例などを紹介。漁網・ロープの再利用や海面水温上昇による漁獲物への影響についての質問もあり、漁連の活動について理解を深めた。参加したメーカー担当者からも、事業内容に加え環境問題への対応が報告された。
パルシステムグループは環境・エネルギー政策を策定し、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現を目指している。自然の恵みを将来にわたり受け取れるよう、環境を大切にする活動を実践。パルシステムグループの各組織でも、利用者へ参加を呼びかけ、海のマイクロプラスチックや環境問題を考えるイベントを継続的に開催している。

千葉県漁連の職員からの事前説明を聞く参加者
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日 -
米が結ぶ人のつながり特集 情報誌『のんびる』1・2月号受注開始 パルシステム2025年12月16日 -
天然植物活力液HB-101「フローラ公式ネットショップ」サイトリニューアル2025年12月16日 -
静岡県発いちご新品種「静岡16号」名前を募集中2025年12月16日


































